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刺繍作家になるまで

こんにちは。tsumuguyaです。

皆様お元気でしょうか。私は毎日、息子の体力消耗のために奮闘中です。ついでに私の体力もつきそうな予感…

今日は刺繍作家になるまでのお話しを書きたいと思います。

息子を保育園に預け始めた頃、着替えをたくさん用意しておかなければならずユニクロや無印良品で洋服を買い、着させていました。そしたら、まぁほとんどの子とかぶる訳です…上から下まで一緒。だからといって保育園で泥だらけになって遊ぶのに、高い洋服は気が引けます。そこで、出会ったのが手作りのワッペン。手持ちの洋服にオリジナリティーを足すのにぴったりでした。

ワッペン自体も市販されているのはキャラクターものや、いかにも子供っぽいものが多く私の好みの物がなかったのでオリジナルのデザインワッペンを作ってみました。絵を描くのはもともと好だったので、その感覚で気軽にはじめました。

刺繍なんてほぼやったことないのになんだか惹かれたのです。子供の頃に刺繍糸でミサンガ作った以来、刺繍糸に触ったこともありませんでした。やってみたら、ただひたすらチクチクしていく作業は"無”になれていつまでもやれました。スマホがあれば当時でも大抵のことは調べればわかりました。わからないことはネットで調べたり、動画で見たり…できあがった時の達成感もたまりませんでした。もちろん、Instagramに載せますよね。

「かわいい!」「欲しい!」のたくさんの声に舞い上がったのを覚えています。言ってくれた友達にはプレゼントしてみたりして。今考えると恥ずかしいくらいのクオリティの低いワッペンでしたが、喜んでもらえるとやる気が出ました。

実は育休が明けたばかりの頃から、職場でマタハラをうけていました。当時は本当に辛かった。でも刺繍をしている間は忘れることができたので、どんどん夢中になっていました。一通り、人にプレゼントし終えたらあげる人がいなくなりました。その頃、ハンドメイドブームがはじまったばかりで刺繍作家という道があることを知りました。

「私でも刺繍作家になれるんだ!」と気づいた時、目の前が明るくなりました。重苦しい毎日が変わりそうな気持ちさえしました。頑張っても頑張ってもイジワルしてくるあの人に対峙することはやめて、他のことに目をむけることで私の未来が大きく動いた瞬間です。そこから、無謀な挑戦がはじまりました。人に喜んでもらえる喜びは他にない最高の感情です。「自分の作った作品でたくさんの人に喜んでもらいたい」おこがましくもそう思ってしまったのです。今の私からしてみれば、あの当時の刺繍技術のレベルでバカみたいだと笑っちゃいますが。

ここから先はまた今度。あ、ちなみに今はイジワルしてきた上司は退職していませんので平和です。

またお会いしましょう。tsumuguyaでした。

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