ふと思い出す、故郷の匂い
わたしの両親とはすぐに会いに行けない場所に暮らしている。会えるのは年に数回だけだ。
実家を出てからもう20年以上になるけれど、やっぱり時々帰りたくなる。
ふと、思い出すのは、
『懐かしい故郷の匂い』
その土地特有の匂いってあると思うし、その匂いを嗅げば、懐かしい記憶も蘇ってくる。
今となれば、そういう優しい気持ちと共に懐古できるけど、20代の頃は、そんな田舎くさい匂いもすごい嫌で、都会で暮らしたいと常日頃願っていた。
そして、当時付き合っていた本州に暮らす彼氏を追いかけるようにして私は本州の都会に飛び出した。
だけど、
その恋はうまくいかなかった。
お金も尽きて人生のどん底にいた。空気は澱んでいるし、水道水もおいしくない。
家に帰りたい。心から思った。
そしてもう恋愛なんかしない。そう誓いながら必死に働いた。
やがて転機が訪れて、私は故郷に戻ることができて今に至るのだけど。
こうして、故郷の匂いを懐かしく思い出すと同時に、ほろ苦い思い出も思い出すのだった。
読んでいただきありがとうございます。
わたしのnoteは、
・日々のこと
・エッセイ的なもの
・読書記録
この3つの主な内容となっています。
私の投稿するもの、特にエッセイ的なものは、1つの投稿で完結していないと思います。どこか物足りなさやここで終わるの?!みたいな感じがあると思うけれど、それは、30分以内で書いてしまっているのと、全てを出し切っていないからです。
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◾︎わたしのこと
霞月つむぐ ¦読書好きなエッセイスト
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