星屑昆布
商品紹介第3弾!
またまた北海道広尾町の特産品の「星屑昆布」です!
2023年11月に北海道広尾町にふるさとワーホリで滞在していた時に出会いました。
広尾町は海沿いの港町で昆布漁も盛んです。そしてこちらはその昆布漁師さん(保志さん)によって商品化されたものです。
中身はふりかけ状になった昆布。原材料は「昆布」のみ。
この形になるまでのストーリーを少しばかりお話できればと思います。
ちょっと細かい話になるので、お時間あるときに読んでネ。
でも、昆布漁の大変さとか、頑張ってまとめてみたので読んでくれると嬉しいです!
まず昆布は海から収穫し天日干しの後、出荷する際に105cmの長さに揃えないといけない規定があり、それに合わせて昆布を切っていくと必ず余りが出ます。(端材)
他には小さかったり曲がっていたり色が悪いと出てしまう規格外の昆布たち。そんな昆布に価値を付けられればと思い、なんとかしようと考え…。
「広尾で獲れる昆布は柔らかくて、そのまま食べても美味しい。」
こだわりの1.5mm
広尾の昆布は日高昆布と長昆布両方の特性を持ち合わせ、短時間でも旨味が出やすい。そんな昆布をミルで挽けばうま味調味料のように使えるのでは?と思い半端の昆布をミルで挽いてみたのが星屑昆布の始まり。
実際トマトや柑橘と合わせると、旨味がぐっと底上げされて美味しくなることが判明!
実際使ってみたら、なんにでも混ぜられるし、昆布としての存在感はあまり感じないけど「なんか美味しい」と感じる程度。自然な旨みってこれかなぁと。
そしてその結果を数値化し始めた保志さん。
なんと粉にした昆布を成分分析にかけると、2mm角にまで粉砕された昆布は通常の状態よりも2倍の旨味成分が出ることが!!
でも1mm以下になると苦みのもととなる成分が多く出てしまう。
1mmから2mmの間に収められたら、と試行錯誤を繰り返し、
料理に使ってもとろみが出ず、口にザラリとした感じが残らない1.5mmという最適なサイズを発見した保志さん。星屑昆布の誕生です。
ごはんやお肉、お刺身、トマトや野菜に振りかけたり、汁物や鍋、トマトソースやパスタなど用途は無限大。
昆布はグルタミン酸、同じグルタミン酸を持つトマトとは相性抜群✰
(うま味調味料といえばのあの赤いびんを買っている方、星屑昆布の方が圧倒的ナチュラルで自然素材ですよ)
短時間でもいいだしが出て、煮ても食べてもおいしい。
特別な日の特別な昆布ではなく、日常の家庭の料理をちょっと上等にする昆布が広尾昆布。日高系昆布の広尾昆布は、利尻昆布や真昆布のように、高級な日本料理店で使われる繊細なだしを売りにしているものと同じマーケットに立つ商品ではない、というのは、保志さんの最初から変わらない考え。
昆布漁の永続化も担う星屑昆布
広尾の昆布は「拾い昆布」が主流。
マッケという碇のような形の道具を海に投げ、流れてきた昆布を引っかけて獲る。3.4キロもある鉄の塊を遠くに飛ばして大量の昆布を引き上げる。
その後一束20キロにもなる昆布を近くの湧き水「フンベの滝」で洗い流し、
川の石と海の石を混ぜ合わせた昆布の干し場に行き、昆布を干す。
昆布も長いものだと8m近くあるものも。その場合並べるのに背負い投げのように遠心力を使って昆布を伸ばしまっすぐにして並べる。炎天下の中に重労働。拾って収穫して終わりじゃない昆布漁。
そして昆布は乾燥させないと腐ってしまう。だから天日干しの場合、確実に晴天が続く日でないと漁に出られない。けれど機械で乾燥出来たら天気が悪くても漁ができる。そうすれば天気のいい日にたくさん、ではなく時間が空いた時に少しずつ漁をすることができる。体力のない人でも無理なく続けられるし、雨でダメにするリスクも減るし収量も増える。
そうして漁業の永続化や、昆布漁師の所得と暮らしの引き上げも期待できる。
そんな意味も込もった星屑昆布。ただのふりかけ状の昆布という意味合いをゆうに超えた商品です。私も保志さんの熱い地域愛に是非乗っかりたいと思い、扱わせてほしいとお願いしました。六次産業ってこんな面白い背景があるから大好きなんだよなぁ。
自然の波で海底から抜けた「拾いコンブ」を活用したエコロジカルな商品であり、広尾町の収入の底上げにもつながる星屑昆布
こんな面白い事をしでかす漁師さんがいる町が広尾町です。
「星屑昆布」是非ご賞味あれ!
↓下記参照サイトです。
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