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ロン毛のお父さん⁈

ここのところ、入浴後に、洗面台の前に立っては、

「そろそろ、髪、切りに行かなきゃ行けねぇなぁ」

と、さかんに気にする父。

前回、散髪に行ってから2ヶ月以上たつので、さすがに気になってきたようです。

するとある日は、伸びた髪を自分でなでつけながら、洗面台の鏡に映る自分を見て、ボソッとこんなひと言も。

「このまま、ずっと切らなかったら、どうなっちゃうだろうか?」

私:「。。。😅(はぁ?w)」

長髪の父の、未知なる姿を想像して、思わず、腹の中で吹き出しました😆

(アーホーかー!笑)

髪が気になれば、近くにある、安価でカットだけしてくれる店に、いつの間にか、自分で勝手に行くでしょーが💦笑

徒歩で行ける距離なので、自分で行ってくれるのは構わないのですが、

コロナ禍でも、マスクも付けずに行ってしまうし、

車通りの多い国道を一人で渡らないといけないし、

おそらく、お任せでカットしてもらってくるため、思ったほど短くしてもらえず、またすぐに散髪に行かないといけなくなってしまうのです。

そこで最近は、昔馴染みの床屋まで、私が車で連れて行き、さっぱりと短くカットしてもらっています。

私も幼い頃は、ここの床屋さん💈で散髪してもらっていたし、家族全員で、50年来のお付き合いです。

かつてはご近所さんだったので、お互いの家族の歴史も知っているし、認知症になってもなお、見守り、受け入れてもらえる。

新たな地域のつながりは煩わしく感じたりするのに、昔からの繋がりには安心している私もいて、

そんな都合のいい、矛盾するどちらの気持ちもホントの気持ち。

「さっぱりしましたか?」
と、父に聞くと

「うん」
と機嫌のいい返事が返ってきました😊

サポートしていただいたお金は、認知症の父との暮らしを楽しみながら、執筆活動を続けていくのに使わせていただきます。