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5月2日 畑の記録

天候:晴&風強め

この日の農作業

・じゃがいもの土寄せ
・ズッキーニの草取り
・オクラの種まき
・ナスの苗植え
・枝豆の種まき
・ビーツの間引き

じゃがいもの土寄せについて

じゃがいもの種は、じゃがいもそのもの!種芋と呼ばれています。収穫するじゃがいもは種芋より上に生えていきます。上から土をかけることで、その土をかけた部分にじゃがいもが成長してきます。また、土寄せをすることで日陰を作り、太陽に当たらないようにすることで、毒性分のソラニンが発生することを防ぐこともできます。

今回はカマを使い、葉が出ている部分の両端に土をかけました。株が出てくるスペースをあけて土を寄せていきます。土寄せは2回行います。

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・じゃがいもは、2月末~3月上旬に植えて、6月末~7月上旬に収穫する、野菜の中でも成長が早い野菜です。

ズッキーニの草取り

・前回1メートル間隔で植えたズッキーニ。今回は草をとりました。
・ズッキーニはウリ科の野菜です。ズッキーニの葉っぱは手のひらのような形をしていますが、他のウリ科の野菜の葉っぱも似た形なので、これを覚えておくと、他の野菜も見たらわかるようになります。草取りのとき、間違えて野菜を抜いてしまわないように注意しましょう!

・かいさんは基本的には除草剤も肥料をまかずに育てています。草をとることについて、かいさんは、植物の多様性を考え、草を取らなくてもいいとも考えています。草の根が地中にはりめぐらされることで、水はけも良くなります。しかし、初期成長苗については、草が苗の成長に必要な日光を遮らないようにするために草をとることも必要と考えていて、今日は草をとります。また、ネギ類など野菜によっては草が野菜を覆ってしまうこともあるので、必ず抜いたほうがいい野菜もあります。

オクラの種まき

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・オクラは成長すると一番背が高くなるので、畑の中でも一番西側に植えます。そうすることで、他の野菜に影を作らないようにします。野菜の成長に西陽はそれほど必要なく、東から登る朝陽と日中の太陽光による光合成が大切です。
・オクラは、競争させた方が、柔らかくて美味しいオクラができるそう。背丈の成長に勝ったものは固くてあまり美味しくなく、負けたものの方が美味しいそうです。
・メジャーを引き、メジャーから20cm幅の両端に種を植えます。縦は30cm感覚で植えます。
・一箇所に4,5粒まいて競争させます。→実際には直径10cmくらいの中に3粒三角形になるように植えました!
・種を植えたあとは、びしゃびしゃになるくらいお水をたっぷりとあげました。

ナスの苗植え

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・今回は種から苗まで育ててある苗を植えました。今回植えたのは翡翠ナス。日本で古くから作られる品種ですが、もともとは外来種で、ナスはもともと奈良時代にインドから外来しました。ちなみに、苗を植える時期としては、本当は5月中旬が一番いいそう。
野菜の中でも一番お水が必要なのがナス。水をたくさん吸収できるよう、畝をつくらないそうです。ちなみに、トマトは水がない方が甘くなるので、ハウスに入れてわざと雨も当たらないように栽培したりもします。水が必要なので、田んぼをやった跡地では、ナスや里芋を育てるのが良いと言われています。逆にトマトやさつまいもは田んぼのあとは向きません。
・今回植えたナスは順調にいけば7月に収穫できます。

ビーツの間引き

・前回植えたもので、芽がでているところとでていないところがはっきり分かれていました。これは植え方の良しあしによるもの。今芽がでていないところは、今から出ることはないそうです。
・今回は間引きをしました。1か所から三つくらいの葉が生えていたので、その中から1番元気が良さそうな葉を残すのが間引きのポイント
葉が倒れていたら土を寄せて立てます。立てることで、野菜が縦方向に成長するようになります。

畑で聞いたお話しメモ

・化学肥料は即効性があり、植物がすぐに吸える状態になっています。逆に、米糠など有機肥料をまくのは、人間でいうと食生活の改善のようなもので、すぐに効果が出るものではありません。

・豆の根っこにつく根粒菌は、豆と共生関係にあります。根粒菌がリンを固定してくれることで豆は栄養を得やすくなります。また、根粒菌の働きは土自体の栄養ともなるため、土地が痩せてきたら豆をまくと良いと言われています。

・今回まいた種はすべて固定種です(*1)。オクラの種だけは種子消毒(*2)されています。種子消毒されているものを種まきする際は、気になる方は軍手を使用するようにしましょう。

固定種と種子消毒について、調べてみました。
インターネットの情報ですので、あくまで参考にご覧ください。
*1:固定種について  
 ▶https://smartagri-jp.com/management/1301  
 ▶http://gfp-japan.com/column2c  
 ▶https://yamato-farm.com/%E5%9B%BA%E5%AE%9A%E7%A8%AE%E3%83%BB%E5%9C%A8%E6%9D%A5%E7%A8%AE%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F  
*2:種子消毒について     ▶https://kotobank.jp/word/%E7%A8%AE%E5%AD%90%E6%B6%88%E6%AF%92-77709

・日本国内が原産の野菜はとても少ない。三つ葉、明日葉、ヤマトイモなど。

・農家さんは通常の生育時期よりもなるべく早く植えて、なるべく早く出荷することが多いです。理由は、いわゆる旬の時期に出荷するよりも、早い時期に出荷したほうが高値で販売できるからです。

・自分の手を開いて親指から小指までが20cm、にぎりこぶしが10cm、親指だけ立てると15cmなど、自分の身体の長さを知っておくと便利。畑でいちいちメジャーを引かなくても長さが測れます。

・種をまくときに、穴が開いたビニールを使うと、雑草は生えず、効率よく野菜を作れます。しかし、ビニールは一度使うと再利用できません。また、生分解性のものもありますが、それは普通のビニールの7倍の値段がします。ビニールは黒だと温度があがりやすく、透明だとさらに温度が上がりやすくなります。温度が上がると、滅菌でき、積算温度が900度になると滅菌されますが、いい菌も死んでしまいます。

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