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田んぼ-収穫量アッププロジェクト!草取り-

こんにちは、TSUMUGIのかよこです。

今年も草刈りの時期がやってまいりました・・・!

TSUMUGIで取り組んでいる田んぼでは、農薬・肥料も一切使用していません。そのため放っておくと雑草も生え放題。

昨年は、草刈が間に合わず、稲刈りの時に大変な苦労をしました。

去年の稲刈りの際の様子。雑草ジャングル。

ご覧ください。これが田んぼって信じられますか・・・?雑草が多すぎてどこを刈ればいいのか分からないし、歩くのも一苦労で、本当に本当に大変でした・・・。(逆に、ふだんイメージする綺麗な田んぼは除草剤を撒いているからなのかと、肌身で感じられた機会でもありました。)

そこで、今年こそは草刈頑張るぞ!ということで、まずはイベント名を「草刈」ではなく「収穫量UPプロジェクト」と呼ぶことに・・・!

GWの田植えの終わり〜夏至がくる6月21日ごろを目安に、5日間実施しました。

なぜ雑草を抜くのは夏至までなの?

苗は、夏至までは栄養成長と言って、根を張ったり自分の体を大きくすることに栄養を使います。

成長するのに一番大事な時期ということですね。この時期に雑草に栄養を持っていかれてしまうとうまく成長できなくなってしまう。夏至を過ぎると稲も大きくなっているので、雑草が生えてきたとしても稲の成長には影響しなくなるみたい。

そして、夏至を境に、生殖成長といって、実をつける方に力を使い始めるそうです。

カレンダーを見ているわけではないのに、自然はいつ何をすべきかを自分で分かっているんですね。すごい。

5月15日

田植えから約10日後の田んぼです。

小さな雑草たちが生えじめています。

左から、オモダカ、イネ科、セリ科の雑草

これくらい小さいうちは、中野式除草機と呼ばれる木製の道具を稲と稲の間を滑らせるように押していけば取ることができます。

セリ科の雑草は水中でも生きていける強さを持っています。根が残っているだけでもどんどん広がってしまうので、この子達は抜いたら田んぼの外に出すか、できなければ泥の下深くに埋めるかして、再び生えてくるのを防ぐ必要があります。他の草も外に出したほうがベターですが、マストではないとのこと。

Before
After

5月18日

この日もメインは道具を使って進めていきます。

にっくきオモダカ・・・!

しかし、これくらい成長してしまうと、道具では取りきれないため、手で引っこ抜きます。根っこからゴッソリ抜かないとまた生えてきてしまうので、しっかりと抜いて、田んぼの外へ放り投げます。

5月18日 補植

今年は、苗の生育もうまくいっていなかったのですが、田植えもどうやらうまくいっていない部分があった様子・・・

ところどこ、苗がしっかり泥に定着せずに浮いてしまっているところがありました。原因は、どうやら植え方。植える際に、しっかりと根っこをつまんで泥の中に埋め込む感じで植えないといけなかったのですが、それが徹底できていなかったのかもしれません・・・。

というわけで、しっかりと植わっていない箇所に補植を行いました。

5月28日

田植えから約3週間後の田んぼです。

ちょっと稲が増えてきた・・・?
この日は木製ではない器具も使用しました。

6月1日

この日は人数が3人という少数精鋭だったのですが、めちゃくちゃ頑張ってくれたようです・・・!参加したメンバーありがとう!

6月18日

最後の草刈り。田植えから1ヶ月半。

青々としてきた!

去年の同じ時期と比べると気持ち苗の元気がないような気がしたのだけど気のせいなのか・・・ちょっと心配な気持ちもありつつも、一生懸命抜きます。

雑草も最初のころと比べるとかなり成長してしまっているので、手作業がメイン。抜いても抜いても、抜いても出てきます・・・つらい。

まとめ

本当は7日間の日程を用意していた草刈りですが、雨の影響などもあって、実際草刈りができたのは残念ながら5日間。それでも、今年は一応2反すべてに手を入れることはできました。去年は5畝ほどの面積が全く手入れされていないという状況でしたので、ちょっとだけ進歩したかな・・・!

稲刈りが楽しみです・・・!







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