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TSUMUGIのお米づくり - 脱穀と籾ずり -

TSUMUGIとはぎや農園さんのお米づくり、いよいよ最終工程、脱穀と籾ずりです!

はざがけ(天日干)していた稲を脱穀する機械にかけて、脱穀します。

その前に...お米のはざがけについて

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刈ったばかりの稲は水分が30%ほど含まれており、このままだと水分が多すぎて保管がしづらく、虫がわきやすくなってしまいます。そのため、天日干しをして、水分が13~15%程度になるまで乾燥させます。

↓ 乾燥させていくと色もすっかり変わっていきます。

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水分量を計測できる機械があるので、それで計測してOKであれば脱穀できます。途中雨が降ってしまうと水分量が増えてしまうため、今回は、収穫してから脱穀までだいたい2週間ほどかかりました。晴天が続けばもっと早く脱穀できたかもしれません。

普通の農家さんは、天日干しの作業はせずに乾燥機を使って乾燥させるので、天候と関係なく作業を進めることができます。

ただ、こうやって稲を逆さにして天日干しをすると、茎の方にたまっていた栄養素やアミノ酸がお米の方に降りてきて、より美味しくなるとのこと!

脱穀について

脱穀の作業はコンバインという機械を使って行いました。

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作業はとても簡単で、ハザかけしてある稲をコンバインの中に入れていくだけ。そうすると、籾殻の部分だけが袋に入り、藁は機械の後方から出てきます。

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今回、TSUMUGIの田んぼではほぼ初の機械作業でしたが、機械の便利さを改めて実感しました...!

この籾殻たちを籾ずりして、やっと玄米になります。

籾ずり

籾ずり用の機械を使って、籾殻と玄米を分ける作業、玄米の袋詰めを行いました。

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作業自体は機械が自動で行ってくれますが、機械に籾殻が詰まりを起こさないように少しずつ投入したり、玄米が袋に30キロ入っていることを測定して袋を取り換えたり、籾殻が溜まる袋の交換をしたりなど、常時人が張り付いている必要があります。

また、重たい籾殻の袋を機械のあるところまで運んだり、玄米が詰まった袋を保管場所まで運ぶ作業もあり、男手がいると非常に助かりました。

だいたい1時間に2~3袋が詰め終わるペースで作業は進み、9時半ごろからお昼ご飯の間も交代で機械に張り付き約6時間半ほど稼働して夕方の16時にやっと全ての籾ずりと袋詰めが終了。

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脱穀を終えた籾殻付きの袋が全部で25個→玄米の袋が16個と10キロ、全部で490キロ生産することができました!

もともと無農薬で2反で穫れる収量がだいたい500キロくらいと言われていたので、雑草が生えた割りにはなかなか上出来?!

ただ、やはり雑草が生えていた部分や刈り遅れた部分のお米と、刈り時に刈れた部分や除草がうまくいっていた部分のお米では全く収量が異なっていたので、本来であればもっと収量が増えていたのは確実なので、来年はもっと頑張ろうと心に誓ったメンバーなのでした...!

この日にさっそく出来立ての新米を羽釜でいただいたので、次回は実食した感想をレポートします!

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