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田んぼの整備

今年も始まりました!
TSUMUGI × はぎや農園で一緒に取り組むお米づくり。

前回は種まきの様子をお伝えしましたが、今回は田植えに先立って行う田んぼの整備について。

こちらが、去年収穫を終えてから放置していた田んぼ。

草もボーボーでどこからどこまでが田んぼなのかよく分かりません・・・

これをみんなで整備して、田植えができる状態にしていきます!!

畔づくり

田んぼの低くなっている部分からは水が抜けやすいので、田んぼの土を使って淵の部分を塗り固める作業です。

使う道具

土木作業感・・・!

円匙(エンピ)というスコップで田んぼのまわりを掘っていきます。

溝をつくる

【STEP1】 道と田んぼの間にエンピをさす。軸の出っ張っている部分の境目くらいが目安(だいたいでOK)。エンピを土から抜くときは、ゆすらずにまっすぐ抜くのコツ!

まずは、はぎやんがお手本を見せてくれる!

【STEP2】①と垂直の向きにエンピをさす。深さはだいたい同じくらい。
 慣れないうちは幅は狭いほうが掘りやすいみたい。

【STEP3】斜め45度くらいにエンピをさし、土をすくう。

溝ができた!

はぎやんにお手本を見せてもらってから、みんなもチャレンジ!

溝を真っ直ぐに掘り進めるために、紐を張って目印をつくり、掘り進めていきます。

掘り返すと、ミミズが何匹も出てきます!普段は虫が来るとびっくりしてしまうけど、田んぼの土にいるミミズは豊かな土の証拠で怖さもありません。
田んぼにはカエルやオケラも!

見た目以上に力がいるので、ひざを曲げて全身の力を使います。すくった土は後で溝に戻すので、運びやすいよう近くに置いておく。

田んぼに水を入れて、溝を踏み固める

溝を掘ったら、田んぼに少し水を入れます。溝の中に水がたまってくるので、溝に入って足で踏み固めていきます。

ちょっと分かりづらいですが、溝の底を固めるようなイメージです。
一列に並んで、みんなで踏みながら行進!

エンピで出っ張っている部分を軽く削る担当+踏む担当に分かれて作業を行いました。溝が垂直になるように、壁側を中心に踏み固めていきます。

側面に穴があると水が抜けていく原因になるので、ところどころチェックしながら、穴があったら泥で埋めていきます。

なるべく固く丈夫な溝を作るため、一度踏み固めたら、掘った土の1/3くらいを鍬で溝に埋め戻し、先ほどと同じように足で踏み固めます。大変ですが、水が漏れないようにする大事な作業です・・・!

さらに、残っている土の1/2くらいを鍬で溝に埋め戻していきます。最後はしっかりと踏まずに、ふかふかのベッドくらいの硬さになるよう軽く踏んで整えます。

畦を整える

残った土を斜めになるように鍬で埋め、軽く踏みます。最後に鍬で表面を平らになるように整えます。

代かき

畦づくり後は、田んぼに水を張って「代かき」という、田んぼの表面をならす作業を行います。こちらはトラクターを使うため、はぎやんにお任せすることになりました。ありがたい・・・!

苗の様子

お昼を食べたあと、苗も見せてもらいました。

今年は発芽率が良くない・・・

今年は種まきの後に雪が降ったりした影響で発芽率がよくないようです・・・。人間の毛髪量で例えると、去年の苗が18歳くらいだとしたら、今年の苗は、生えてるところで42歳くらい。手前側のあまり生えてないところは60歳くらい・・・

いつもと同じタネ屋さんの籾を使ったので、タネの問題ではないはず・・・。来年は天気予報も見ながらまいた後の天候も考えて種まきをしなければと・・・!

足りない分ははぎやんたちが時期をずらして植えることに。後から追いまきをしてくださっているとのことでした。

改めて、機械ではなく、自然相手の生産の厳しさを知ったのでした。

次回は、いよいよ田植えです!
今年も美味しいお米ができますように・・・!

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