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理想の暮らし

つい最近、「なにおれ@倹約家ミニマリスト」さんのInstagramがオススメに流れてきた。
ふと気になって、なにおれさんの投稿を一気に見始めた。

https://note.com/nani_ore

Kindle本も出版されている、ということで10冊全て一気に読んだ。

YouTubeも、ご飯を作りながら、洗濯物を畳みながら、ラジオ感覚で再生リストを一気に視聴した。

一番スッと自分の中に入って来たのは本だった。

あまり読書をする習慣はないのだが、本を読むのはけっこう好き。

なにおれさんの「ミニマリスト式 超ヒュッゲ術」

を読んで、目の前が「ふぁーーーーっ!」と開けた気がした。

「そうだ!私こういう生活を望んでいたんだ!」

心からそう思うことができた。

私が心から豊かだと思える理想の暮らしは、お金じゃない、自分自身が好きなことをして穏やかに静かに暮らせること。

大学時代に古い一軒家で女子6人で共同生活していた時に、ふと、そんなことを考えていたことを思い出した。

今は結婚して子供もいて、一般的に見れば「良い生活」をしているかもしれない。

けど、ずっーと満たされなかった。

自分のきょうだいや親になんとなく愚痴ると「贅沢だ」と言われた。

夫に不満を伝えても「でもお金がなきゃなにもできないでしょ?」と言われた。

どちらの返答も、全く腑に落ちなかった。

休日になると夫は「どこかに行かなきゃ」と言う。

なにも予定のない日はダラダラとスマホをいじりながらベッドの上で過ごす。

子供達は段々と手がかからなくなり、それぞれゲームをしたり過ごしている。

お腹がすけば「なに食べる〜?」とどこかに外へ食べに行こうとなるが、好みがバラバラで、ここアメリカではなかなか全員の好みに合うレストランがない。

誰かが妥協して行ったところで、値段と料理のクオリティが不釣り合いなのである。

アメリカに来てから、一番心穏やかに満たされた休日があった。

それは寒い冬の日だったけど、午後から近所の公園でバスケをしたり縄跳びしたり、子供達は遊具で遊んだり…そんな何気ない日がとても特別に思えた。

なにおれさんの本を読んでから、今まで自分が如何に受け身で過ごしていたかを痛感した。

自分の決断で失敗した時に責任を負うのが怖かった。

夫に全部決めてもらえば、何かあった時に夫のせいにできて楽だった。

でも確実に心が満たされることはなかった。

私は「こんなことするために生きたいんじゃない」と思いながら家事・育児をこなしていた。

「もし独身だったら」「もし日本にいたら」そんな事ばかり考えては毎日不満を募らせていた。

なにおれさんの本に出会ってから、自分は料理が得意な事を再認識した。

今までは「やらなきゃいけない事」「なるべく手間をかけずに時間をかけず」。

しかし、料理を趣味化してみることにした。

自分が食べたいもの。夫や子供達が美味しいと言ってくれるもの。そんなものを、時間を気にせず丁寧に楽しみながら作ってみることにした。

夕食はだいたい夜7時までには食べ始めたいと思ってるので、今までは1時間半ほどで嫌々ながら作っていたけど、趣味化にしてからはなるべく早い時間、3時過ぎから4時くらいにキッチンに立つようになった。

そうすると、焦る必要もなく、翌日以降の作り置きも1〜2品作る余裕も出てきた。

私はタイムプレッシャーを感じやすいタイプで、誰かに言われた訳ではないのに「◯時までにはこれしないと!」と勝手に自分を追い詰める癖がある。

なので、時間に余裕を持って作業ができるのは、私にとって心地の良いことなんだ、と実感することができた。

そして何より誰かに喜んでもらえる、それが自分の価値を見出せる瞬間だと思った。

私は自分に自信がなかった。誰かに認めてもらいたい、特に夫にずっと認めてもらいたかった。

夫は「認めてるよ」「頑張ってるよ」と言ってくれたけど、自分自身でそれを否定していた。

「いや、こんな私が頑張ってるはずがない」「こんな贅沢な生活が私なんかに見合っているはずがない」

しかし、たった一つストレスから解放されたことで、次々とやる気が起き、先週末は溜まりに溜まった荷物や洋服をドッサリ、ゴミ袋6袋分も処分することができた。

「わー、私頑張った!スッキリした!」

夫が嬉しそうな顔をしてくれた。

その喜びを素直に受け入れることができた。

今まで、ダイエット、節約、片付け…それぞれ単独で知識を得ようと試みてはいたけど、どれも長続きしなかった。

なにおれさんの発信に触れ、全てが「理想の暮らし」繋がっていることがわかった。

せっかく家族にも恵まれたのだから、みんなで仲良く幸せに暮らしたい。

これからの人生大きく変わっていけるような予感がしている。


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