生後21日/授乳で悩みもつきません。コロナで里帰りもできずワンオペのため誰にも頼る事ができない状況です。過飲症候群?
こんにちは
\うつうつ産後よさようなら!/
産後うつ予防PJ実施中 ママに笑顔を!
つみき助産院のまつふじみゆきです
ママの事
・20代
・第一子 男児
・県外の実家に里帰りできずワンオペ状態
・母乳過多
・授乳後よく吐く
・泣き声も大きく泣くと焦ってしまう。
「授乳の悩みがつきません。過飲症候群?かもしれません。体重が増えすぎてるけどどうしたらいいのか分かりません。」
今回のママの場合は、母乳量が少ないではなく逆に多すぎて困っている。というお悩みでした。
2週間健診の時、赤ちゃんの体重が58g/日増加しており「唸り」「お腹パンパン」「よく吐く」ため産婦人科へ相談していますが、「母乳だからどれだけ増えても大丈夫」と言われたそうです。
平均体重増加量は産婦人科でも基準は異なりますが、
WHO:
母乳衛生研究会:25~30g
この赤ちゃんの場合は2倍になってました。
過飲症候群とは、体重増加が50g/日を超え、唸りや嘔吐を伴うもの。とあります。
「増えてるからいいじゃん」と思われる方もいるかもしれませんが、大人で例えると毎日バイキング状態!しかも力一杯食べるやつ!!
母乳でも一日の体重増加が50gを超えたら指導が必要です!!
赤ちゃんの胃の容量はまだまだ小さいのです⬇️
ママは産婦人科で「3時間は空けないように授乳して。泣いたら飲ませて」という言葉を忠実に実施されていました。
しかし、生後3日目にして100ml飲んでた子です。
この助言では適切ではない上に、個別性がなく「母乳過多」へと導いてしまいます。
2週間健診で「飲みすぎてる気がする」というママの不安にも「大丈夫」と言われ、少し不安になりつみき助産院へ連絡をくださいました。
訪問時の哺乳量測定では、片方70gを10分弱(後半寝ながら)で飲む事ができました。
今まで泣いたら飲ませていたので、授乳回数は平均15~17回/日
夜間は3時間ほど開くので少し眠れるようですが・・それだけは救いですね。
70gを15~17回飲ませるとなると、変動は多少あるかと思いますが、
1,050ml~1,200ml/日飲んでる計算になります。
ママの体重も元に戻りつつあり、吸い取られている割には、きちんと食事が摂取できていないためこのままだと3ヶ月ぐらいで産後うつに近い状態になります。
しかも、ワンオペ育児・・・
沐浴も、食事作りも、家事も全部ママです。
経験者はなんとなくこのママの先がみえてしまいますよね・・
母乳について
まず、一番の悩みは「母乳について」でした。ここはママとしっかりすり合わせをする部分です。
Q:今一番悩んでいる事はなんですか?
必ずこの質問を投げかけて、自分の都合の良い解釈で物事を捉えないようにココロがけましょう。
母乳についてをもっと深く探ってみると、
「飲み過ぎていないか?唸り、お腹のはり、吐き戻しが母乳が原因でないか?」と答えられました。
ここでは、一つ一つを丁寧に解決する事が重要です。
まず「飲みすぎていないか?」
胃の容量も含め、児の体重や目安量で判断します。
先ほどの計算では、明らかに飲みすぎている事。体重増加率が大きい事。
目に見える数字なので判断はしやすいです。
A:飲みすぎています。
「唸り、お腹の張り、吐き戻し」に関しては、
上記の飲み過ぎからくる身体の症状ですね。
しかし、病気が隠れている場合もありますので気をつけなければなりません。
<唸り>
胃が膨らむ事で肺が圧迫されやや呼吸がしんどくなり唸ります
<お腹の張り>
たくさん飲んでいる場合でもパンパンにはなりますが、空気がお腹に溜まっていてもパンパンになります。ゲップは母乳の場合は出る事が少ないのですが、よく泣く子は、空気をたくさん飲んでいるので授乳の前にゲップを出してあげると授乳後の吐き戻しは治ります。
<吐き戻し>
何か飲んだ後に、口からチョロと出る分には特に問題ありません。
赤ちゃんの胃の構造上、飲んだ後にすぐにフラットな場所に寝かせると吐く事が多いです。飲んだ後は、しばらく背中を起こした状態で抱っこしてあげてください。
ここで注意したいのは、マーライオンの様に多量に吐く時です。一回ぐらいだと、飲み過ぎだと思いますが、一日に何回もマーライオンになる。何日もなるのであれば「幽門狭窄症」という病気が隠れている可能性があります。
特に生後1ヶ月前後が多いので、思い当たる方は病院へ相談してください。
A:今回の場合は、飲み過ぎによる身体の症状でしょう。
では、この飲みすぎる母乳をどうするのか?です。
母乳が出る仕組みは、
「乳頭を刺激(吸わせる)事で、ホルモンが働き乳房で母乳を作り始めます。吸わせれば吸わせるほど出る仕組みです。」
今回は、出過ぎているのでこの逆を行えば母乳の生産ラインを緩やかにしてあげる事ができます。
急に減らすと乳腺炎になるので慎重にママを相談しながら進めます。
まず、15回〜17回/日の回数を減らす
ママの身体の事も考えて、8~10回/日にするのが理想です。
あくまでも理想・・・
なので、一回の量をもう少ししっかり飲めるようにします。
両方飲むためには、早くても5分程度できりかえる必要があります。
が、私的には時間で区切るのは嫌なので・・
「赤ちゃんが甘飲みになったタイミングで外して、気持ちを切替させてもう片方飲んでもらう」事にしました。
また、授乳の初めの方の母乳の成分と、後半の成分は異なります。
初めはあっさり〜後半は脂肪分たっぷりのしっかりとした味にもなっています。
まるで、前菜から始まりデザートで締めるフランス料理のフルコースのようです。
もしかすると、後半寝てしまいしっかり飲みとれていないため、すぐにお腹が空いてよく泣くのかもしれません。
こんな時は、前乳の部分(ママだと10~20mlぐらい)を破棄し、中盤から後半にかけての母乳を飲みとってもらうと良いのでそう助言しました。
一回の授乳量が増え、回数が減ればママの身体も少しは休まります。
産後1ヶ月までは、しっかりダラダラして欲しいので無理はせず過ごして欲しいと思います。
私が訪問に行く際には、知人が家事代行サービスをしていますので、紹介させてもらっています。
1ヶ月だけも家事を手放せば、随分楽になれます。
何度も言いますが、
元気な身体には元気なココロが宿る
まずは、ママが元気になりましょう!!
そのためには、しっかり食べる!!
今日も鯖缶プレゼントしてきました❤︎
沐浴(おまけ)
生後1ヶ月未満なので今回は沐浴させてもいました。
沐浴場のチェックも欠かしません!!
お風呂場で、ビニールのお風呂を浴室の洗い場に置いて屈んでされていました。
ちょっとびっくりしたのですが・・・
帝王切開のママが、しゃがみこんで沐浴しているなんて・・・( ; ; )
傷も痛かろうに・・
そこで、場所を変えました。
大きな洗面台があったので、沐浴槽をすっぽりはめ、お洋服を脱ぎ着する所をハイ&ローベットを使用し楽々お着替えができる高さにしました。
沐浴の後は、ハイ&ローベットをコロコロ押してリビングに行けばOK!!
本当は沐浴はパパにお願いしたいのですが・・
この辺は、産後に話あうのはとても難しいので妊娠中から話し合っておく事をお勧めします。
可愛いお顔に癒されました❤︎
実際のケア内容
・哺乳量計測
・体重計測
・毎日の過ごし方(授乳回数、ねんね、排泄状況など)
・授乳相談
・沐浴
・テルミー(背中中心)
まとめ
ワンオペ育児ご苦労様ですm(_ _)m
家の中に赤ちゃんと2人きり・・
相談したい夫も不在な時間が多く、育児の決定権がママ1人に委ねられている気がします。責任が重くのしかかりますよね。
妊娠中から一緒に考えて準備する事ができれば、こんなにしんどくならんでも良かったのにな・・と思い、認知不足を反省しました。
今回の訪問では、過飲症候群かも?(医師から診断を受けてはないので断言はしません。)でしたが、結構多いんじゃないのか?と思います。
同じお悩みの方や、ケアをする助産師さんの参考になればいいなと思います。
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\うつうつ産後よサヨウナラ/
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