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読書メモ#2-2:ほかの誰かになりたくなってしまうときに - 心に刻んでおきたいコトバ

先日読書メモ#2で取り上げた、黒川伊保子さんの「思春期のトリセツ」に
こんな言葉が紹介されていました。

あなたがあなたでないふりをしていたら、
あなただけを愛する人は
どうやってあなたを見つければいいの。

アメリカのホームドラマ「大草原の小さな家」より、主人公の母のセリフ

なんて、愛にあふれていて
なんて、真理をついた
なんて、普遍的な
素敵なコトバなんでしょう。

この言葉さえいつも胸に刻んでおけば
私は私のまま生きていける。

いまは欠点に見えてしまう私の個性を
すこし、見方を変えてみてみようと思える。

そんな風に思わせてくれる、
背中にそっと手を添えてくれるような、言葉です。

(一般的な感覚で見ると欠陥だらけに思える人間でも
 その欠陥も含めて愛してくれる人に出会えることは
 ちっとも珍しいことじゃない。
 むしろ、自分では欠点だと思っているその部分が
 特別な誰かを惹きつけるものなのかもしれない。)

幸い私は、この言葉に出会うのを待たずに
ここで言わんとしている真理に気づくことができたので
この言葉で救われた、というわけではありませんが
それでもこれが言葉として刻まれたことで
心の中のふわっとした確信が
ずっと確かで変わらない真実へと変化したように思えます。

ちょうど娘が小学校の中学年に入り
どうしたってクラスのきらきら系女子たちと自分を比べてしまって
少し、ネガティブな発言も見られるようになっていた頃
この言葉に出会い、「こんな素敵な言葉を見つけたんだよ」と
娘にも贈ってみました。

ちゃんと受け止めたような反応が返ってきたので
きっと娘の心にもしっかり刻まれたと思っています。

この言葉を書籍の中で取り上げられた黒川さん自身も
若かりし頃、この言葉に救われたと書いてありました。

「思春期のトリセツ」には、ほかにもいくつか
「響く」言葉やエピソードが載っているので
何度も読み返したいなぁと思える本です。

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