8月のゆるゆる読書記録。
ひと月ってあっという間だなー!
と、この記録をつけ始めてますます思います。時がビュンビュンすぎる。ましてや7月に遊びすぎたため、8月は(酷暑もあって)息を潜めて生きていたので……あとなんか毎週末なんらかの入稿データを作成していたので……(オタク)、いつのまにか時は過ぎているし本もそんなに読んでない。だけど書き残して行きますわよ。
というわけで、そんな8月の読書履歴です。
堀内誠一『父の時代・私の時代 ─わがエディトリアル・デザイン史』
ひろしま美術館で開催されていた企画展のページを見て、「ぐるんぱのようちえん描いた人って、ananとかのデザイナーだったんだ!?」と新鮮に驚いたあとで本屋に行ったら、ちょうどこの本が新刊として並んでいたのでした。
というわけで「ぐるんぱ」の知識しかないまま読み始めたんですが、いや〜面白かった。冒頭の「これは明治の話……?」と勘違いするような、昭和初期の向島界隈での子供時代の話から、戦後の百貨店で装飾係をしていた頃の話、雑誌のADから出版の世界へ……と続く仕事の遍歴が本人の手で語られています。
絵本の方から知った作家さんですが、この本を読み進めるにつれデザイナーとしての仕事についての話の方が面白くなってきて(とはいえ、当時出していた絵本についての一冊ずつの解説も載っています)、美術館行く予定だけどそっちは「絵の仕事」なんだよな〜とか言ってましたが、企画展は結構しっかりデザイナーとしての仕事についても展示されていてとてもよかったです。
展示を見た後に売店でいろいろ本を買い漁ってしまった。こういう、画文一体の旅行記とか大好物です。
佐悠『爛漫ドレスコードレス』
祝!紙コミックス発売!!!
Kindle版のまとめコミックスがunlimited対象で読み始めたものの、面白くって可愛くてわかりやすくて「行き届いてる」着物マンガだー!!と感激して、電子版コミックスを改めて購入していました。めちゃくちゃいいマンガだから売れるはずだし広まって欲しい!と思ってたので、紙コミックス発売嬉しいです。
特に2巻の収録作が好きですね。2.5次元舞台の推しコーデについてと、男着物についての話。犬養さんが……思いのほか深いところに刺さってしまって……結構「マジ」で好きなやつだな……となっているところです(単行本未収録回も含めて)。
これは単行本未収録回の話なんですが、観光地にありがちなレンタル着物の良いところ(買って保有するわけじゃないので、先を見据えた色柄じゃないものも選べる、全身コーデをその場で選べる楽しみ……等々)を取り上げていたり、伝統着物販売や着付け教室についても「実際どうなの?」というところを、漫画として楽しく読めるよう落とし込んでいるのが上手いなぁ〜〜と。
待ちきれなくて課金して最新話の最速公開(今はシーモア、ちょっと前はDMM)を追っているし電子版3巻ももちろん買っている(書き下ろし漫画での情報びっくり!)この作品、紙コミックス3巻の発売も決定したそうで、末永く売れ続けて欲しい〜〜。
こちらは電子版コミックス(単話ではなくまとめ読みの方)。長いことずっとunlimited対応だったんですが、今は購入のみかな?(時期によってまた変わるかもですが)
大白小蟹『うみべのストーブ 大白小蟹短編集』
ちゃうど一ヶ月くらいトーチコミックスが大量に(初期のもの中心に)Kindle Unlimited対象になっていたので、そういえばTwitterで回ってきた話がよかったんだよな〜と読んだ一冊。すっごい好きですね……。
雪女の雪子ちゃんと夏を過ごす「雪子の夏」、妊娠によって外部からの自他境界を含めた「おんなのからだ・自分のからだ」について思う「雪を抱く」が特にお気に入り。unlimitedで読んだけど、また別の機会に購入しようかな。
さて8月分の読書記録はここまで。あんまり読んでないので冊数が〜とか言って書きかけで放置していたのを駆け込みで仕上げ、明日からはもう10月です(冒頭は下書きに残していたのでそのまま使ったんですが、書いてる内容が既に遠い昔のよう……)。
9月の読書記録は何しろ『百鬼園事件帖』がありますからね!! あと東京にも行ったのでそのへん含めて書きたいです。できるだけ早く上げられるといいな〜。