待ちに待った再開園!!【多摩動物公園】
去年の2020/12/26からずーっと休園していた多摩動物公園が今日(2021/6/4)から再開園しました。
今日は偶然会社がお休みだったこともあり、これは行くしかないと多摩動物公園に出かけることにしました。ちなみに、入園には事前予約が必要となるのでご注意ください。
まずは腹ごしらえ
チケットは12:30からだったので、多摩動物公園の近くでお昼をとってのスタートです。多摩動物公園の周辺はお店が少ないので、外食するなら高幡不動、もしくは園内でという方が多いと思いますが、近くに美味しいお店があったりします。
その名も「zoo」というお店です。動物園に行く前に寄るにはぴったりですね!多摩動物公園駅からだと少し外れてしまうのですが、オススメです。
https://tabelog.com/tokyo/A1329/A132903/13010252/dtlmap/
カレー以外のアラカルトメニューもあり、迷いましたが結局定番のポークカツカレーにしました。香ばしく上がったカツが、味わい深い欧風カレーにぴったりです。付け合わせのカリっと揚がったポテトが最高!冬季は牡蠣フライカレーがこれまた美味いのでタイミングが合いそうならちょっと寄り道してみてください。
入園、そしてマレーバク
多摩動物公園は入り口のすぐ近くにマレーバク舎があり、これがなかなか悩ましい問題を引き起こします。動物園好きあるあるだと思うのですが、好きな動物の前からなかなか動けなくなってしまうのです。
普段であればバクはぐっすり寝ていて夕方まで動きが無い事がほとんどなのでまだ誘惑を振り切れるのですが、今日は雨……。バクが元気になることが多い雨天なのです。
ま、その方が嬉しいんですけどね。贅沢な悩みです。今日もお昼から元気に活動中でした!雨でもプールで泳いだりしていました。
雨に濡れたバクはつやつやしていてとても綺麗です。熱帯地方出身なのでやっぱり雨が似合いますね。テンションが上がっていたのか、鳴き交わすことも多かったです。
多摩は日本でトップクラスのバク天国で、なんと計6頭ものマレーバクが暮らしています。放飼場も野外4つ+屋内1つあり、一頭が元気になると他の個体も活動的になることがよくあります。バク同士のコミュニケーションを観察するにはぴったりです。
どうですか、この広さ!
屋内では間近でバクに会うことが出来ます。大迫力ですよ!細かいところをチェックするチャンスです。
ただ、今現在は残念な点も少しだけあって、バックヤードと放飼場の出入り口がちょうど見えない場所に配置されている関係で、寝ているときや帰り際にバクたちに会えないことがよくあります。
そんなバク舎に朗報が!放飼場の向こう側にあった壁が取り外され、すっきりしています。
去年の11月はこんな感じで白い壁が設置されていました。
元々、向こう側にも観覧場所があったそうなので、逆側からも見えるようになるとこの問題は解決ですね。その分、位置取りに迷いそうですが。。。
バクの誘惑を振り切り、ウォークインバードケージへ
今日は一日中活発な気配がしたので迷ったのですが、半年以上来られなかった多摩動物公園、せっかくなので園内を散策をすることにしました。先日のズーラシアは一本道なのであまりルートに迷わないのですが、多摩動物公園は広い上にルートが入り組んでいて悩ましいです。それに、工事で通れない場所があったりするのでなおさら。
私はなんとなくウォークインバードケージ方面に向かうことが多いです。
クロトキやクロツラヘラサギに雛が誕生したようですね。最初のブロックにはクロツラヘラサギの大アパートが建ち並んでいたりするので見応えあります。
クロトキの雛も。親にめっちゃ食事を要求していました笑
網や柵がないので、いろいろな角度から自由に見ることが出来ます。楽しいですよね、ウォークインバードケージ。
悪天候なのは残念でしたが、写真で見るとカラフルなオシドリが映えていて良い感じです。水を弾く羽毛を見ることが出来るのも雨の日ならではかも。
アフリカ園へ向かったものの・・・
なんとなくですが、サーバルやチーターに会いたかったのでコウノトリ舎を経由してアフリカ園を目指します。コウノトリは今年も繁殖しているようで、順調ですね。よくこんなに大きな巣を綺麗に作れるなあと感心しちゃいます。
途中にあった消火栓から生えるササ。この時期の植物って凄いパワーがありますよね。多摩動物公園は特に緑を感じます。
平日&予約制&雨ということもあり、園内は閑散としていて人とはほとんどすれ違いません。ペースを落とし、周囲を見渡すと緑いっぱいで癒やされます。山登りにも行けていないので、動物園散策の時間は貴重です。
いたる所にドクダミの花が咲いていました。
足下に目を向けると、コケからニョキッとしたものが生えています。胞子体でしょうか?
アジサイも見頃ですよね。色々品種があるので、分かるようになるともっと楽しいんでしょうね。チンパンジー舎のところで撮った写真ですが、チンパンジーは雨が苦手なので屋根のあるところで雨宿りしていました。
ライオン舎も綺麗になっていました。私はライオンバスに乗ったことがないので再開が楽しみです!
で、サーバルとチーターはどうしたのかって?サーバルは既に帰宅済みでチーターは悪天候のためお休みでした……。まあ、そういうときもあります。
帰りはオーストラリア園を経由しました。長い間、来園者がいなかったせいか、それとも雨で人が少なかったせいか、カンガルーにガン見されました。ムキムキですね。
雨宿りも兼ねてコアラ館に。寝ていても魅力たっぷりです。混雑していることが多いのですが、さすがに今日はゆっくり出来ました。
時間が足りなくなってきたので途中はショートカットしてムフロン舎経由で戻ります。野生の羊、ムフロンは角が綺麗ですよね~
お隣のヒマラヤタール。ジャンプで175cm、三角飛びで230cmとありますが、三角飛びってどんな跳び方なんでしょうか。一度見てみたいです。
戻ってきましたマレーバク
マレーバク舎に戻ってきたのは結局15時半くらい、思った通りマレーバクは超元気でした。2019年12月生まれのカナエというマレーバクが走り回っています。最初に鳴いていますが、体格に似合わない可愛い声ですよね。
このカナエちゃん、母親の名前であるユメからつけられています。ユメ、カナエだなんて素敵ですよね。去年の12月に撮った親子の写真を下に載せますが、このときはまだ大きさに差がありました。左がカナエです。
今日はこちら。一回り大きくなって見分けがつきませんね笑。私が個体識別苦手ということもありますが、一般的にマレーバクは見分けが付きにくい動物だと思います。目の前で見ていれば行動でなんとなく分かることもありますが、写真だと難しいです。。
カナエはまだ子供らしく、いろんな物に興味を持つことが多い印象です。とりあえず匂いを嗅いで、囓ってみるのがバク流ですね。放飼場の木々もバクに囓られちゃうことがあるのでカバーされています。カバーを外されちゃうこともありますが……。
枝以外にもこの時期は草も生え放題でおやつには困りませんね。
雨の日はぜひ足下に注目してみてください。バクは元々雨の多い地域に住んでいるので、ぬかるんだ地面に適応しています。下の写真の左前足を見ると蹄が閉じています。
足が地面に着く瞬間、蹄が開きます。泥に沈み込まないようにしているんですね。
こちらは後ろ足。やはり足を上げるときは蹄が閉じます。
動画はこちらです。乾いた日でも歩き方は同じですが、雨の日の方が沈み込む様子を見ることが出来てより一層楽しいです。
今日のまとめ
あいにくの雨でしたが、半年以上の長期にわたって来園出来なかったこともあってかなり楽しめました。雨の日ならではの楽しみ方もありますし、なによりバクが元気なのが嬉しい限りです。
この半年間で新アジアゾウ舎やライオン舎の完成が近づいていたり、キリン舎の工事が始まっていたり、マレーバク舎の向こう側がすっきりしていたりずいぶん様変わりしていました。
これからが気になる多摩動物公園ですが、個人的にはバクの本気を見ることが出来るナイトズーがどうなるのか気になっています。
また長々と書いてしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました。