続報:医療機関困ってます!!!~ごみ袋ガウンボランティア~

 写真(Photo by szktr)は2020年5月29日、新型コロナウイルスの対応にあたる医療従事者のみなさんへの感謝のしるしとして東京上空を飛んだブルーインパルス。残念ながら横浜では見られませんでしたが、テレビのニュース映像で、多くの医療従事者の方々が病院の屋上に出て、スマホで撮影したり、歓声を上げながら拍手されていた様子を見て、感動しました・・・色んな感謝の表し方、今、1人1人ができることを・・・ステキです♪

 2020年5月22日に、こんな素敵な応援動画を公開しました。全国の補助犬ユーザーさん達から、医療従事者やライフラインを支える全ての人へ、感謝の気持ちをこめて・・・是非とも、多くの方に届き、補助犬パートナーの絆や思いっきりの笑顔を見て、ほっこりしていただきたいです♪

補助犬の日ムービー

【2020補助犬の日ムービー】↑クリック

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 5月20日に前回のnoteを書いてから、私なりにできることをしてみました。

 昨年から研究員として参加している「ライフデザインラボ」のメンバーや、小学校のママ友LINE、SNS等での呼びかけに、何人もの方が賛同して下さいました。すぐにポリ袋ガウン作製に取り掛かって下さった方、自宅とご実家のシャワーキャップをかき集めて送って下さった方、「自分は乳幼児育児中で何かアクションで参加することができないので、資金面での支援ができないか?」と問い合わせて下さった方、「ガウン作製には協力できないが、通販で購入したから送る!」と500個ものシャワーキャップを送って下さった方・・・そのほか、本当に多くのエールをいただきました。今回、医療従事者への支援呼びかけをしたことで、思っていた以上に多くの方々が❝医療機関に感謝をし「何かしたい!」と思っておられる❞ことがわかりました。この多くの『大切な気持ち』を、ちゃんと伝えることも、私に与えられた役目なんだ!と感じました。さらには、私への感謝やエールのお言葉を沢山いただき、私までパワーをいただきました。

 そんな皆さんからの支援を、先週末に第一便として ❝ビニール製シャワーキャップ400個と、ごみ袋ガウンを25着❞ を、お手紙とともに横浜市泉区にある国際親善総合病院へ、残りのシャワーキャップ100個は横浜市旭区の聖マリアンナ医科大学 横浜市西部病院(シャワーキャップのみ不足)に、残り30個は友人の医師に送付しました。

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 翌日、到着のお礼メールが写真付きで届きました。

画像3

 <抜粋> 本日、支援物資が到着いたしました。
お忙しい中、沢山の方々と協力し支援物資を御寄贈くださいまして大変嬉しく思います。1枚1枚に皆様の愛情がこもっており、心が温かくなりました。

早速ではありますが、ガウンは救急外来にて疑似症例が来た際に使用できるよう配布いたしました。また、キャップにつきましても救急外来、一般病棟、手術室に配布し、本日より使用させていただきます。

2月から始まったコロナ対応ですが、緊急事態宣言が解除された現在、やっとふりかえる時間がとれるようになりました。
医療物資もここ1-2週間で充足してきており、PPEも購入が少しずつできるようになってきました。購入ができても納品はまだまだ先のことなので送っていただきましたPPEは大切に使わせていただきます。<抜粋終了>

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 とのことでした。「緊急事態宣言が解除された現在、やっとふりかえる時間がとれるようになりました。」という文章から、どんなに大変な日々だっただろうかと。。。我々にはきっと想像だにできない戦いの日々だったと思います。
 最後に、こう書かれていました。「もし今後、第二波が来た時には、袖な日のガウンがあると大変助かります。」とのことでした。第二波は来ることが無いのを祈るばかりですが、このガウン作りボランティア活動は、すぐに大量に対応できるわけではないので、引き続き、賛同いただける方を募りながら、細々とでも活動を継続しながら、常にそれぞれの医療機関が必要としていることを柔軟に対応していければと思っております。
(45Lごみ袋でガウン作り→参照:医療法人医誠会)これならごみ袋とはさみのみでOK♪

 明日、6月2日(火)ガイアの夜明けで「足りない医療用具を量産せよ!
~コロナ崩壊を防ぐ人たち~」
が放送されます。ただ、私の感覚では、こういう報道も取材してから放送までに少なくとも数日経っているわけで、医療機関の現場では、日々刻々と状況は変わっていますから、それぞれの施設がどのように何に困っているか?のタイムリーで丁寧なヒアリングが何より大切です!とはいえ、ただでさえ忙しい方々なので、あまり気軽に連絡したり、逆に手間をかけてしまうような問い合わせはやめましょう。まず、その施設のウェブサイトを見て、必ず、最新情報やよくある質問Q&Aなどに参考になる記載がないか?調べましょう。地域の医師会や自治体の窓口に聞くのも1つでしょう。自治体によって対応も違うと思います。

 今回、私が色々と動いたことで見えてきたのは、「医療機関におけるボランティアコーディネーターの必要性」です。今回、自治体や社会福祉協議会医師会、友人の医師など・・・私が考えつくあらゆる場所に連絡を取り、それぞれの立場の情報を集め、でもそれらがかみ合っていない部分が多く存在することを感じ、結局それらを繋ぐ役割の人が見つからず、私自らが動きました。ただ、もっともっと緊急に対応する必要があると思いつつ、なかなか私自身がステイホーム中で、小中学生の子どもの世話と本業のNPO法人の業務を組み合わせながらの動きは、自分でもフラストレーションを感じながらではありました。こういう時の、瞬発力の大切さも実感しました。

 もともと、私は損害保険会社で働いてる時代(25年前)に、Animal Assisted Therapyに出会い、その分野の勉強がしたい!と動き出し、今に至ります。米国で2週間ほどですが3度のセミナー研修に参加した際に、現地のHospitalやprisonでの活動を見学に行きました。そこには、必ず優秀なボランティアコーディネーターが、STAFFとして働いておられました。Animalのことだけではなく、地域との連携やレクリエーション企画に至るまで、様々な業務に従事されており、利用者さんからの信頼も非常に厚い存在でした。今回、各病院での対応を見聞きする中で、感染症専門の看護師長が窓口になって下さったりするのですが、ただでさえお忙しいだろうに、非常に恐縮してしまったのが正直なところです。各施設にコーディネーターを配置するのは現実的に難しいこともあるかもしれませんが、今の医療機関には非常に地域との連携が重要視されているので、引き続き、日本リハビリテーション連携科学学会の会員としても、この「連携」について私なりに考え、学び、動いていきたいと思います。

 コロナとの闘いは、終わったわけではありません。ここから、「with コロナ」時代の新しい生活スタイルが求められるという、新たな時代に入りました。第二波第三波の足音が聞こえてきそうな日々ですが、日本中、世界中で力を合わせて、乗り越えたいですね・・・

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