【失恋時に】心を砕く映画 4選【見ろ】
全国2億4000万人の失恋した皆さん、こんにちは。つめけんと申します。
失恋って本当に辛いですよね……。ただ「好きじゃない/好きじゃなくなった」という事実をお出しされたに過ぎないのに、自分の全てを否定されたような気持ちになって、生きる希望を失ってしまいますよね。
今日は皆さんのために、失恋に効く素晴らしい映画を4つご紹介します。これらの映画を見れば、逆に失恋から立ち直れること間違いなし!
どれもメジャーどころなので配信サービス等ですぐ見られると思います。
それでは、キツくない順にご紹介します。
(BGM:オレンジ/SMAP)
ラ・ラ・ランド
リアルさ ★★ 悲壮感 ★★
総合キツい度 ★☆☆☆☆
アメリカのミュージカル映画。
素敵な歌と踊りを楽しめる。
夢を追いかける男女の話。
夢が叶う叶わないですれ違う、ベタな展開が繰り広げられる。
この手の作品って基本的に、最後はふたりとも夢を叶えてなんやかんやで結ばれるっていうハッピー全開なのが多いと思うんだけど、これは違う。
終わり方自体はハッピー(ただし人によって意見が割れる)なんだけど、最後にライアン・ゴズリングがピアノを演奏しながら走馬灯のように「ありえたかもしれない景色」に思いを巡らせるシーンが本当にキツい。
人生で別れた女性がひとりでもいて、その人を今憎んでいない人なら少なからず胸にくると思う。
花束みたいな恋をした
リアルさ ★★★★ 悲壮感 ★★
総合キツい度 ★★☆☆☆
くっせぇサブカルオタクの恋愛の顛末を見る映画。主人公カップルのオタクっぷりが本当にクッセェ。
長寿カップルあるあるを克明に描いた作品。
最初はラブラブで、相手のことをだんだんわかっていってもっとラブラブになって、でもしばらくすると倦怠期が来たりして、ダメ押しに生活も変わっていったりなんかしちゃって……っていう。
まぁ長く付き合ってたらそういうこともあるわな、という感じ。リアル。
ファミレスで別れ話するシーンとか、見てて苦しくなるくらいにリアル。映画見てるだけなのに居た堪れなさすぎて辛くなってくる。
でも、最後のシーンは希望に満ち溢れてる。
議論が巻き起こる余地もないほどに、紛れもなくハッピーエンド。その点は安心していい。
クソボロにつらい失恋シーンをお出しされてるのにその後のシーンでひっくり返されるのは見事。
色々な人を経て最高の愛に行き着くのが史上の恋愛なんでしょうね〜〜ってうるせぇ!今失恋して辛いって話をしてんだろうが!!!
「やまない雨はない」とかじゃなくて「今降ってる雨が耐えらんない」って言ってんの。舐めんじゃねぇ。
秒速5センチメートル
リアルさ ★★★ 悲壮感 ★★★★★
総合キツい度 ★★★★★
出たよ……。インターネットでオタクがギャーギャー言って持て囃してる映画だ……。
と思ったそこのあなた。その意見は正しい。
この映画はインターネットにおいては
ロクに恋愛経験もないくせに、過去に辛い恋愛をしたみたいな顔をするのがイケてるという中2的な価値観に基づき、「ワテ、酸いも甘いも味わったやで〜w」みたいなスタンスでいたい奴がとりあえず言っときゃいいと思って突然語り出す作品ナンバーワン
です。それは間違いなくそうです。
ただまぁ言われてるだけのことはあると言うか、相応にキツい作品ではあるので、一応押さえておきましょう。
昔いい感じだった女の子が転校して別の男と付き合い、大人になって見かけた時に誰かと結婚したことを悟る そんな映画ですね。あけすけに言うと。
元カノとか、親しかった/関わりの深かった女性が結婚したと聞くたびに無性に見返したくなる作品。
最初見た時は「きっしょ」「おにぎりデッカ」と思うだけだったけど、見返す度に好きになってる自分がいる。
道中もハッピーじゃないし、終わり方もまったくハッピーじゃない。ハッピーなのは最初の方だけ。見終わってどういう気持ちになればいいのかわからない。ただワンモアタイムワンモアチャンスをリピるしかない。
「いつまでやってんだ」と周囲の人に思われるほど過去の恋愛を引きずっている人が見るとクリティカルヒット喰らうかもしれない。そんなあなたにはこんな格言をお聞かせしましょう。
「男の恋愛は名前をつけて保存、女の恋愛は上書き保存」
ちょっと思い出しただけ
リアルさ ★★★★ 悲壮感 ★★★★★★★
総合キツい度★★★★★★★
これ男目線で見た時ほぼ救い無くない!?
カップルの終わりからはじまりまでの記録。まるで思い出すかのように、時系列の逆順に物語が進行する。「メメント」みたいな。
この手の作品のあるあるとして、ラブラブ期のキツさ(見てられなさ)が目立つほど、別れた後の描写が温度差で滲みるってのがある。さっき挙げた「花束みたいな〜」もそう。
今作のラブラブ描写は相当キッツい。
傍目には「なんだこいつら……」でしかない。
故に相当滲みる。
元来池松壮亮が持つオーラと相まって、男側主人公の悲壮感が凄い。この人全部失ってませんか?元々感情の起伏や外見の変化の薄いキャラクターだからわかりにくいけど、この作品の主人公が僕だったら年月の経過に伴ってやつれていってると思う。そのくらい悲惨。
逆に彼女の方の新恋人との至って普通なエピソードは、なんか嫌にリアルだった。女の人って男に比べたら昔のこと思い出したりしないし、傍目に見たら訳のわからないやつと結婚したりしがちだよな〜。
「エモ」と呼ぶには辛すぎる。
まとめ
気になる作品はありましたか?「キツそうだから見るのやめとこ」と思っても、敢えて見てみることで何かのきっかけになるかもしれません。怪我してるとこを庇ってたのにまた同じとこを怪我しちゃった時のように、逆に吹っ切れるかも。この例えイマイチだな?
そして見終わったあかつきには、「◯◯って映画見たけど俺も昔こんなことがあってさ…」「私も忘れられない男がいてさ…」みたいな感じで、悲劇の主人公みたいな顔である思い出やない思い出を語ってみてください。
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