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大大長編【エッセイ】(55万2千724文字)

少し長い話になるかもしれない。

私は長編を書いたことがない。過去に書いたものを振り返っても1万字以上のものはなかった。

長文小説を書こうと思ったことがないわけではない。しかし、途中で断念したのよ。

風の噂では、長編を書くにはプラットだかプリットだかなんかそんなものが必要らしい。私は何か書くときはその時の感情に任せて書くのでプルットなぞ用意したことはない。

ところで話は大きく変わるが、私は信心深い。

毎日浅草の浅草寺に参拝している。いや、正確には毎日分を既に参拝している。

浅草寺では毎年7月10日を四万六千日と称し、この日にお参りすると4万6千日分お参りしたのと同じ功徳が得られるらしい。

私は2回ほど四万六千日に参拝した。つまり、9万2千日分すでにお参りしている。

9万2千日を年に換算すると、252年分。一生分どころか三生分以上参拝貯金がある。

この四万六千日システム、文章にも適用できないだろうか?

少し長い話になるかもしれない。

冒頭でこんな風にイキったくせにまだ400文字ちょい。しかも、もう終わろうとしている。

ここで四万六千日システムを発動。

四万六千文字

これで4万6千400文字になった。

どんどんいこう。

四万六千文字

四万六千文字

四万六千文字

四万六千文字

四万六千文字

四万六千文字

四万六千文字

四万六千文字

四万六千文字

ふぅー。46万文字! とりあえず今日はこの辺にしておくか。

ところで「四万六千文字」は6文字あるわけだが、4万6千文字プラスする代わりに6文字を引けばいいのか? まあ細かいことはいいか。あっ、「四万六千文字」って書いたから4万6千文字プラスしなくちゃ。あっ、また書いちゃったから9万2千文字分プラスしなくちゃ。いやはや大大長編だねぇ、こりゃあ。

爪に火を灯すような生活をしております。いよいよ毛に火を灯さなくてはいけないかもしれません。いえ、先祖代々フサの家系ではあるのですが……。え? 私めにサポートいただけるんで? 「瓜に爪あり爪に爪なし」とはこのことですね!