裸玉点鏡協力詰の例（解答）

裸玉の点鏡協力詰の例 で紹介した図の解答です。

ルールの確認

【協力詰】
先後協力して最短手数で受方の玉を詰める。
【n解】
解が複数あり、指定された n 個の解を求める出題形式。
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/takuji/wfprule97.pdf より
【点鏡】
55に関して点対称な位置にある２つの駒は、敵味方関係なく互いにその性能が入れ替わる。
行き所のない駒はない（あってもOK）。
https://www.ne.jp/asahi/tetsu/toybox/kapitan/kpt030.htm より

解答

1. 点鏡協力詰 5手

88角、77角、33桂、89角成、21飛 迄5手

5手で限定打&合駒動かしと言えばそう。

2. 点鏡協力詰 5手

58飛、52玉、57香、53玉、52桂 迄5手

飛車・香のライン上を玉が動いて王手を回避するのは頭がバグりそう。

3. 点鏡協力詰 5手

42香、51玉、62角、48飛、68銀 迄5手

対角線を全部埋める。最終手は王手をしながら62角にヒモをつけている。

4. 点鏡協力詰 7手

51角、25玉、26歩、16玉、17歩、93角、84角成 迄7手

最終手のための初手角最遠打。

5. 点鏡協力詰 7手

17香、93銀、16香、94桂、27桂、16玉、17香 迄7手

「17香～16香」が奇妙で好き。詰め上がりは桂頭の銀の形。

6. 点鏡協力詰 7手

29香、17玉、19香、91桂、18銀、92桂、26銀 迄7手

銀が跳ねて両王手。6手目92桂打は最終手が両王手にならない。

7. 点鏡協力詰 9手

49香、57玉、58香、68玉、69香、41角、同香生、69玉、52角迄9手

玉を行きどころのない駒にする。41の地点で補充できるのは頭が丸い駒のみで、使い道があるのは角だけ。そのため、最終手を見据えて3手目は短打。

8. 点鏡協力詰 13手

19歩、17玉、18歩、28玉、29歩、81角、92歩成、同角、29歩、81角、同歩生、29玉、18角 迄13手

ダイナミックな歩の移動が2回。
・29→92のラインで歩成
・18→81のラインで歩生

9. 点鏡協力詰 5手（2解）

解1：96飛、15玉、24角、86飛、14桂 迄5手

解2：26飛、84歩、38角、26玉、72桂 迄5手

解1は「飛車を離し打ち・角を直打ち」、解2は「飛車を直打ち・角を離し打ち」。

10. 点鏡協力詰 5手（2解）

解1：43角、67歩、33銀、43玉、55桂 迄5手

解2：23角、22玉、13銀、11玉、87桂打 まで 5手

解2の詰め上がり図で、87桂が角の利きで21玉を防いでいる。

点鏡ルールに慣れてきたけど自力で解ける気はしない……