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くるみん

今日見たニュースで、日本調剤株式会社さんが、くるみんマークの認定を受けたというものがありました。

薬局と言うと女性の多い職場というイメージがあったので、個人的には意外という印象でしたが、くるみんマークに自分の新卒就職活動のことを思い出しました。

私は新卒採用時、働き方がクリーンなところがいいな(社会に出たら、本音と建前や暗黙の了解がいっぱいあるのだろう)と思っていました。
ところが、説明会などで先輩社員の方話を伺っても、忙しい時は忙しいし、遊ぶ時は遊ぶよ、というような答えばかりで、どういうこと??と、働いた事がないのでイメージがわきません。
そこで、子育てフレンドリーで、母親にとって働きやすい認定を受けている会社であれば、他の人にとっても、働きやすい環境づくりに取り組んでいるだろう、と考え、くるみんマークのついている企業にエントリーしていました。

志望動機もへったくれもありませんでした。
自分にはとくにスキルも専門性もないのだから、入ったところで頑張ろう、だから頑張れそうな、優しい会社に入りたいという気持ちでした。

今は、くるみん以外にも、プラチナくるみん、えるぼし、プラチナえるぼしなど、女性活躍や両立支援に取り組む企業に対して色んな認定マークがあります。

2020年3月時点で、3,312社がくるみん認定されています。
ちなみに私が就職活動していた2008年あたりは認定企業は全国でも400件ちょっとだったようです。
従業員規模での内訳は少し調べてみた限りだと分からなかったのですが、それでも、次世代育成支援対策推進法では従業員101人以上の会社は行動計画策定が義務になっている事からも、大人数の会社ほど、そうした取組は求められています。

一方で、「働きがい」に関するデータで最近ほぉー!と思ったものがあります。
厚生労働省の令和元年度版労働経済の分析によると、

「働きがい」に関する中小企業の特徴として、100人以下の企業に所属する正社員の方が、100人超の企業に比べて【裁量度が高く、家族・子供の急病などによる「急な休暇取得がいつも出来ている」】と感じている者の割合が高く、在籍する女性と高齢者の割合も高くなっている
令和元年度版労働経済の分析より

いわゆる町の中小企業かもしれないし、スタートアップなどの若い会社なのかもしれません。
制度上は整っているかはさておき、働いている人にとっては、実際に小回りがきき、一人一人がその環境でやっていけると感じでいるということです。

色んな働き方をサポートする制度は、ないよりはある方がいいです。
しかし、そこで働く人がその制度を理解しているか、実際に使える土壌が育っているのかは、マークだけではわからないのかもしれません。

HOW to GETくるみん、プラチナくるみん?
次世代育成支援対策推進法(この法律は、次代の社会を担う子どもが健やかに生まれ育成される環境整備を進めるために、国、地方公共団体、事業主、国民が担う責務を明らかにし、10年間をかけて集中的かつ計画的に次世代育成支援対策に取り組んでいくことを目的につくられました。)に基づき、行動計画を策定した企業のうち、行動計画に定めた目標を達成し、一定の要件を満たした企業は、申請を行うことによって「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定(くるみん認定)を受けることができます。
 さらに、くるみん認定を受けた企業のうち、より高い水準の取組を行った企業が、一定の要件を満たした場合に特例認定(プラチナくるみん認定)を受けることができます。
HOW to GETえるぼし、プラチナえるぼし?
女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)に基づく認定制度で、一定の基準を満たし、女性活躍推進に関する状況などが優良な企業に発行される認定マークです。
厚生労働省HPより




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