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同期の青年からの頼まれごと【圧倒的内輪】

<4719字>


「今めっちゃ楽しい!」

ああ~なるほど。私と彼はそもそも根本が違うからこれは無理や。




ご挨拶


さてこんにちは。

今回は身内分析まさかの第二弾。え、シリーズ化??


今回は、私がnoteを書いていることを知っている同期に頼まれました。

「俺のことも書いてほしい!」って。陽気な青年です。

分析というか日記に近いですが。まあ彼は何でも喜んでくれるでしょう。知らんけど。





青年との距離


(記事にするためにずっと彼の仮名を考えてたけど、彼の現実世界でのあだ名があまりにしっくり来過ぎて、他のあだ名や仮名が思いつかないので「青年=彼」でいかせてもらいます。)

まずは私と彼の関係性から話そうかな。

高校が同じでした。2年生の時だけ同じクラスで、同じ塾に通っていたはずなのに、ほとんど話したことはありませんでした。

属していた集団が違ったというのも大いにありますが、私は彼に嫌われているだろうと勝手に思っていました。

なぜなら私が中途半端に目立ちたがり屋でかなり変な陰キャだったからです。こんなところを語っても仕方がないので今回は省略します。

一方彼はというと、こちら側からの感想でいうと、「典型的陽キャ」って感じの人です。まあ、だれとでもニコニコしながら話していたから、悪い人とは思わなかったけど、「接しづれぇ~」「なんだあいつ」って思われてそうだな~って一生勝手に思ってました。



そんな彼との距離が縮んだのは、同じ塾の講師として働きだしてからのことです。今年の4月とかですね。

うちの塾はちょっとおかしい(愛ゆえの表現です♡)ので、研修が多いし仕事も多いし難しいし、シェアハウスが存在する(我々2人は実家なので住んでいるわけではない)ので、必然的に話す機会が高校の時より多くなりました。

それでも初めのほうは、「<名字>さん」って呼ばれてました。その時は、ちょっと意外やなって思ってました。陽キャってもっと、ずけずけ距離を縮めてくるものだと思ってたので。

塾の講師が、生徒の名前を下の名前呼び捨てで呼ぶってのもあったかもしれません。うまく言い表せないけど、少し寂しかったですね。これは彼に言ったことありませんが。笑




青年の言葉


で、まあ何やかんやありーの。(ない)

あるとき、研修で面談ロープレ(説明めんどくさいな。要は講師テストの練習。)をしている場面で彼と遭遇しました。その時に少しだけ彼と話したことを書いたnoteも存在したりします。正直この頃のnoteは恥ずかしいものが多いのでアレですが、読みたかったら読んだらいいんじゃないでしょうか。笑

このnoteと↑のnoteの「彼」は同一人物だと思うとなんか面白いな。あの時はありがとう。あれからお互いテストに合格して、それでも面談にはなかなか苦戦しているけど、私はなんとか頑張っています。(エモーショナルだ…)

というかむしろ、彼からは↑の感想が欲しいかもしれない。あの時君は何を考えて、どこを見て、あの声掛けをしてくれたのか。よかったら答え合わせをさせてほしい。まあ、覚えてないかもしれないけれど。

すーーごく失礼かもしれないけど、彼は言葉を深く考えて操るってこととは無縁な人だと思っています。この後書くけど、私は君を尊敬しているから多少のdisは許してほしい。

だからきっと、あの時の彼の言葉は本心からのものだろうし、今となっては全く覚えていないだろうけど、私はこうして彼の言葉一つ一つを取り上げて記事にするくらいには、人からの言葉を大事に温めながら生きています。



(今回身内色が強すぎるな…まあいいか。)











青年に相談 その1



青年は、同期の中で最も早く担当生徒を持ち、ロープレではない本物の面談デビューを果たしました。

一方その頃の私は、まだ担当生徒を持っているわけではないものの、不安でしかたなかったのです。


だから彼が担当生徒を持ったと聞いた私は、あまりよく話すわけではなかったにも関わらず、勇気を出してLINEを送ることにしました。

なんかよそよそしいね。これがほぼ初めて彼に送ったLINEだったので緊張しています。


で、少しアドバイスをもらったあとに彼から送られたのがこれ。

うーん。ふふっ。あてになるようでならない…笑

これ見て笑ったけど、この時点でまだ名字呼びだったのか。まだお互いにあまり心を開けていない(と思っていたのは私だけかもしれないけど。)感じです。

という懐かしいLINEでした。

分かってはいたけど、彼はあんまりくよくよしたり、悩んだりしないタイプなんだと思います。うらやましい…






青年との答え合わせ


ちょうどこのnote↓を書いたくらいの時。


久々に彼に会いました。この時くらいにはもうお互いあだ名呼びだったでしょうか。

書き忘れていたことがありました。私と彼は同じ塾で働いているものの、校舎は別々なので、そこまで頻繁に会うことはありません。


この時に言われたのです。


「俺のことも書いてほしい!」


え、そんな雑な注文ある?前回は「彼女ができない理由」という明確なテーマがあったからまだいけたけどさ。

とはいえ、頼まれてすぐ書けるものでもないので放置していました。下書きに「<青年> 分析」というタイトルの空noteを保存するだけしてほったらかしていましたよ。



そしたら私もそのことを忘れていたころに、「俺のこと書いてよ!」って!また頼まれました。え、思いがけずしつこい。笑


まあ文句は書きつつこうして記事を書いているので、私もまんざらでもない気分です。「もっと読みたい」と言われて悪い気はしませんからね。

方向性が定まらずに思い出話などをしておりますが。


閑話休題。


そんなことを言われても、何を書けばいいのか分からない私は、それをそのまま伝えることにしました。

その流れで、過去の話をすることにしました。昔は勝手に嫌われていると思っていたことも含めて。

それを言うと初めは否定してくれていた彼ですが、徐々に思いだしたようで。

「まあでも…めっちゃ変な人やな、とは思ってた。一回席が俺の後ろになったときあったよな?あの時、めっちゃ寝るなこの人!って思ったもん。」

嫌われてたというより、引かれていたが正解でした。そりゃあ授業爆睡して休み時間も全部寝てたらそうなるよな…恥ずかしい限り。


書いていて思ったけど、彼は「この人嫌いだな」って思ったことあるのかな?人を嫌いになったことがなさそうな人当たりの良さも、私が尊敬しているところの一つかもしれません。


私が「多くの人からうっすら嫌われている」と思ってしまうこともありますが、そもそも人当たりが悪い顔面とキャラをしているのは直したいところの一つです。若さがないというのも少し嫌。先日は22~23歳に見られました。まだ18歳なのですが…







青年に相談 その2


時は流れ、私にも担当生徒ができました。ありがたい。

なんかでも全然思い通りにいかなくて、毎日しんどかったんです。今も大変だけどナ!


そんなときにまた彼と話す機会がありました。

たわいもない会話だったのでそこまで深く話しませんでしたが、彼は言ってました。

「生徒持てたから今楽しいねん」



理解するのに少し時間を要しました。生徒を持っているという同じ状況下に置かれているはずの我々に、こんなに心境の齟齬が起こるだろうか?

その時は何事もなく会話が終了しましたが、その後もやっぱり彼の言葉が引っ掛かりました。


他の先輩講師陣に言われているのもあって、いつか楽しくなるときが来るのだろうなってことは分かっているつもりだし、そんな深刻に悩むことでもないのは分かるけど、やっぱり楽しいと思えなくて。

本当に意味が分からない。というか意味は分かるけど、楽しさの根拠をどこに見出しているのかがやっぱり分からなくて、後日もう一度聞いてみました。


「やりがいを感じるから楽しい。こんな経験は他でできないし、自分の頑張りや面談のおかげで生徒が成績上がると思うと、めっちゃ楽しい!」

要約すると、こんな感じのことを言っていました。

なるほど。私と彼はそもそも根本が違うからこれは無理や。薄々分かっていたけど、やっぱりそう思いました。


どうやら彼は、未来に起こるであろうイイコトに期待できるタイプらしい。

これが、私からするとガチで意味不明なのですが。

だって頑張りが報われるって、生徒の成績が上がるって、誰が保証してくれてるの。何でそんなポジティブな想像ができるの。何で自分が結果を出す未来を想像できるの。自分のせいで生徒が志望校に受からないという想像はしないの。


ってのは、「どうせ聞いても納得できる答えが返ってくることはないんやろな」って思って飲み込んだ疑問です。

なぜなら多分彼からすると、「何でこいつはこんなにネガティブなの」ってことでしょうからね。


こんな正反対な我々です。







青年、何だかんだで


すごいやつですよ。

最近はわりといろんな人に言ってたりするのですが、塾内外含めて、現在私が同期で最も尊敬している人物です。


ちゃらんぽらんに見えて頭はいいし。これは高校の時から薄々感じてたけど、一緒に働くようになってそれを如実に感じています。実際、難関私立大学に共テ利用で受かってますしね。共テの世界史は90点超えだったという話も聞きます。59点の私はひれ伏す他ありません。(これは私の代表自虐ネタ)


いい意味での「馬鹿っぽさ」と「頭の良さ」を持ち合わせているというのは最強なのでは。


彼が非常に分かりやすく、(多分)すぐ人に転がされるので、いつか人に騙されないかだけ心配です。


分かりやすいというのもありますが、大体全て私と正反対なので、褒めやすいんですよ。それを加味しても今回べた褒めで書きすぎた気もしますが。

私の短所を反対にすると彼になるので簡単ですよ。


行動できない←→行き当たりばったりで行動できる

悩みすぎる←→悩まず生きられる

自信が持てない←→未来の自分の成果を想像してわくわくできる

陰キャ←→陽キャ

人相が悪い←→人相がいい



ね?


だからこれからも、彼みたいに馬鹿になれるよう頑張っていきたいのです。(最後はdisで帳尻合わせ)







青年、あんまり考えてないだけで実は


苦労もしてるんじゃないかと思えてきました。ほんとは上の見出しで最後にしようかと思ったんですけどね。もう4000字間近ですよ、感謝してほしい。


たとえば飲み会みたいなウェイウェイしている場で、青年はお調子者に分類される人種だから、よく何やかんやの筆頭にさせられるんですよね。

で、ちょっとすべって、スベリによる笑いが起きて…みたいな流れを何度か見ているような気がします。


多分、もうちょっとメンタルが弱かったらトラウマになってると思います。

彼って100%ウェイ系じゃなくて、中途半端に頭がいいだけに、そっちに振り切れてないんじゃないかと思います。カーストでいう、バラモン界の下っ端みたいな。


でもそんな物事を引きずるタイプじゃなくて、「忘れる」ってことができるからプラマイゼロでやっていけてるのかな~なんて勝手に想像しています。違ったらごめん。



私はいつか、彼のようにくよくよ悩まず生きられるようになりたいと思う一方で、実際彼にも悩んでいることが、仕事柄多少はあるだろうから、聞いてみたいですね。

私の悩みは理解されないってことはもう分かってしまったのですが、逆はどうか分からないので。


もし私が彼の悩みを聞いて、解決してあげられたら、少しは彼に追いつけるでしょうかね。



なんかもうこれ以上は恥ずかしいので、そろそろやめときましょう。

たくさん書いたので、今度会ったら見返りを求めます。

半分冗談です。



彼との関係はきっと、我々どちらかが辞職するまでのものでしょうが、できるだけ長い付き合いができたらいいなと思います。



ありがとうございました。






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