人生は点つなぎ~with近況報告~

『点をつなぐ』というタイトルの小説がある。内容は詳しく覚えていないが、「人生は点つなぎのようだ」という描写だけが何故か心に残っている。

点つなぎ…ってなんだっけ？？と忘れかけているが、幼稚園から小学校低学年に至るまで何度も経験した、点を順に線でつないでいって、絵が完成するあれである。数字を順につなぐ、アルファベットを順につなぐといった仕様があるが、知育的な意味合い以外でも空間認識能力の向上、集中力UP、運筆能力の訓練などのメリットがあるらしい。

小説が伝えたかったことは結局「人生は正解のない点つなぎのようだ」ということ。人生は実際の点つなぎのように、次に進むべき選択肢（点）の順番が決まっているわけではない。1から10まで順につないでいけば絵になるのではなくて、1から5に飛んでもいいのかもしれないし、そこから3に戻るということもあるのかもしれない。順に進んでいるように見えて、振り返ると別の選択肢がチラッと覗いていることもあるかもしれない。1から2に進んだつもりで、1.1を飛ばしてしまっているかもしれない。

最近、このnoteを放置していた数か月、新しい仕事を始めた。アルバイトのかけもちではあるが、半年仕事をしていなかった昨年から比べれば、多少なりとも社会参加出来ている感覚を取り戻して来たような気がする。

同世代に比べて収入が低いことに焦りを感じていないとは言い切れない。体力の無さ故に本来やりたかった、ライターの仕事に力を入れられていないことを気にしていない訳はない。書きたかったテーマでブログを書き進められていない事も気にかかっている。

ただ、欲張っても先には進めないのだ。毎日起きるべき時間に起きて、シフトの時間に合わせて身なりを整えて出勤をして、時間通り精一杯、出来ることならプラスα働く。今はそれだけで100点満点。

昨年から比べれば、0から1には進めたと思う。

もう、2に進む準備は出来ている。