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環境少女が描く地球の未来とヒステリックに反応する市民

1.よくもそんなことが言えるわね!



ニューヨークで昨年9月に行われた国連気候行動サミット国連気候行動サミットサミットに出席し、「How dare are you!!(よくもそんなこと言えるわね)」という言葉を連発して環境問題への大人の無策を訴えた「環境少女」ことグレタ-トゥーンベリ。

「腹の底から思っていると実感した」「素晴らしい演説だった」と言う肯定的な意見を述べる政府要人が多い一方で、「感情的で攻撃的な発言に子供特有の傲慢さを感じる」「率直に彼女が怖いと思った」「ただの目立ちたがり」など否定的・消極的感想を抱いた方も多いようでした。

今回の記事では、昨年突如として世界の舞台に登場しスターへの道を駆け上がったグレタさんが「なぜ急に各国メディアに注目されたのか」「グレタさんの背後に巨額のマネーが動いているという噂」を検証していきます。

2.「グレタをプロデュース大作戦」

ゴア


グレタさんは、有名になる過程でスウェーデンにある環境系NGOの「We have no time(我々には時間がない)」の徹底的な支援を受けています。

この団体は、スェーデンの通信コンサルディングファームの創業者であるイングマール・レンツオッグ氏が代表を務めており、環境関連の事業を自前で経営して潤沢な資金を確保する傍ら、環境活動やキャンペーンを展開するという両刀使いの環境保護団体です。

実はこの「We have no time」は、アメリカの副大統領を務め「不都合な真実」での環境汚染の現実を告発したアル・ゴアが設立した組織、「Climate Reality Project」のパートナーをしているんですね。

さらに、グレタ氏はマイクロソフト社の創業者ビル・ゲイツが運営し世界的人気を誇るアーティストのU2 Bonoや女優のジェット・リーも参加する「ONE Foundation」とも深い関わりを持つと言われています。

きっかけは2018年の8月のことでした。

「Climate Reality Project」や「ONE Foundation」に属する実業家や女優などの「有名人」たちがこぞってグレタ氏の活動を自身のメディアで発信し始めたのです。これによりグレタ氏は一躍世界の表舞台に登場しました。

この時期は、ちょうどスウェーデンの国政選挙の時期と重なっており、「We have no time」の選挙用のキャンペーンが佳境を迎えている時期とぴったり一致します。

この偶然の一致の裏には、「We have no time」が選挙のために自分たちのキャンペーンのために「グレタ」と言う少女を看板に打ち立て、それを著名人に拡散させて、PRを加速させたと言う筋書きが見て取れます。

3.「環境ビジネス」はよく儲かる

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さらにこの運動の裏には巨額のマネーと利権に関わる話があるとの噂もあります。

と言うのも、アル・ゴアは低炭素化や環境問題に貢献する企業に投資を行うヘッジファンドを自前で設立して運用してますし、アル・ゴア自身が環境問題の解決を訴えることで世界中の投資資金を環境事業に集めています。

つまり、環境事業に世界各国の投資基金や政府基金を集めて市場を活性化させ、今の投資家たちが大きなリターンを得られるような構造を作ろうとしているのです。

その証拠に、今回の気候変動サミットでは世界の主要機関投資家515機関が各国政府に対し「2020年までに削減目標を引き上げること」を促す異例の共同宣言を行い、圧力をかけました。

さらに世界の銀行からも融資したお金が、環境保全に対してにどのような影響を与えているかを自主的に測定し経営に反映させる「国連責任銀行原則」を発表し、資金調達の際に「環境への貢献」を条件にしようとしています。

4.最後のビジネスチャンスは「環境問題」

北極の氷

なぜ各国銀行や金融機関がこれほどまでに環境問題市場を活性化させたいのか。

それは、低コストで高い収益性を実現できるITを使ったビジネスモデルの普及によって、以前のように機関投資家たちが最初に巨額の投資を行い、巨万の利益を得られる収益モデルが崩壊しているのが原因とされています。

多額の基金を持っていても、リターンのある投資先が無い金融機関や投資機関にとって、対策のために莫大な金額が必要となる「環境問題」は、従来の巨額投資モデルで利益回収ができる最後の領域なのです。

何としても、環境関連産業を発展させて、巨額のマネーを投資したい。
そのためにはグレタなどの強力な広告塔が必要だ。
そして、著名人に拡散させてやろう。

今回の気候変動サミットは、金融業界のそんな思惑が表面化したサミットだったと結論づけられるかもしれません。

写真提供
グレタ氏    BUSINESS INSIDER
アルゴア氏 実業之日本社文庫
銀行            Fujitsu Journal
北極の氷 Sustainable Japan

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この記事を書いた人は

tetsu

北海道生まれの大学3年生
アルツハイマー病と起業経営に興味あり。

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