カッコいい英作文のコツ #1: 文章(情報)の流れ
皆さんがこの記事を読むにあたっての
前置きなどを
以下に長々と書いてしまったので、
本題だけ読みたい方は
「本題:academic writingと普通の英作文の違い」
へ飛んでください。
前置き
英語を書くこと自体難しいのに、
大学の課題で英文レポート書いたら
『小学生の作文みたいだ』とか
『文章がまとまってなくて、
伝えたいことが分からない』
とか言われた経験ありませんか?
皆さんの中にはあるいは、
「カッコいい英作文が書きたい!」
と思っていたり、
今アメリカの大学院を目指していて、
どうやったらTOEFLのライティングで高得点取れるのか模索している人もいるかもしれません。
そういう方のためになる記事を書きました。
私の経歴
私は今フロリダ大学の博士号課程に所属し、
Systemic Functional Linguistics (SFL)
と呼ばれる言語理論を使って、
academic writing/reading と
disciplinary literacyを研究しています。
その研究の中で学んでいることと、
オハイオ州での修士号取得を含む
私自身の経験から得たことを、
共有します。
この記事の対象者(記事を理解するための前提条件)
この記事では、
読者である皆さんが以下のことを
知っている、
できる、
あるいは当てはまる
前提で書いています。
そして留意点としては、
先述したSFL (機能言語学)という言語学を
基にして話をしていますが、
専門用語を使わないように気をつけています。
また、
説明をできるだけ分かりやすくするために、
従来の文法用語も、文法書などの説明とは
多少異なるところがあるとは思います。
細々とした説明の正確性よりも、
academic writingの特徴などが
伝わるように書いているので、
そういった細かいところの大雑把さは
ご容赦ください。
本題:academic writingと普通の英作文の違い
その1:文章(情報)の流れ(information flow)
違いはたくさんありますが、
まず私が学んだ中で
一番、目から鱗が出たことを先にお伝えします。
それは情報の流れ(information flow)
と呼ばれる特徴です。
説明の前に、下の(ア)と(イ)の文章の違いを考えてみてください。
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