Tsukuru Hishinuma

Tsukuru Hishinuma

最近の記事

いつものリズムで

立ち帰れる場所があると、強い。その場所が物理的か、精神的かを問わず。 ちょっとしたきっかけで集まった旧知の仲は、勝手知ったる庭のような空気感でとても居心地が良かった。次はいつかな。

    • 偶然の一致

      たまに、なにかの導きかというような偶然の一致が起こる。 昨日、昼ごはんを食べた淀橋市場内の定食屋「伊勢谷食堂」。なにかの折にGoogleMap上で印を付けていたのを、偶然近くにいることに気づき、吸い込まれるように足を運んだ。 そしたら今日、普段は視聴習慣のないAbemaTVをつけたら偶然、その伊勢谷食堂が「孤独のグルメ」で流れていて、思わず見入ってしまった。 こういうことに何か意味を見出す人もいるのかもしれない。自分はそういうタイプではないが、日常の中の些細な面白さがあ

      • 未来はいつも明るい

        別に悩んでいて変な自己啓発にハマってるとかでは全くなく、「今が一番良い」と思っていても、変化の先にはさらに良い未来があるものだと改めて思った話。 例えば小学生の頃、毎年クラス替えの時期になると「いまのクラスが最高なのに」と思いながら、新しいクラスになり、新たな出会いとともになんだかんだでまた「いまのクラスが最高!」ってなっていたなあ、とか。 サッカー日本代表、このチームが歴代最高のメンバー!っていうのを、なんだかんだ毎回思ってたりだとか。 友達と遊んだり旅行したりするの

        • 気候と国民性、という妄想

          昔、マレーシアのクアラルンプール(KL)に7年間住んでいたことがある。 一応念の為説明すると、マレーシアは赤道付近にある東南アジアの一国で、いわゆる「熱帯」地域に属する。字面に共通点があるからか「マーライオンがあるところね」とたまに間違われるが、それはシンガポールであり、基本的にマレーシアとの関係性はあまり良くない隣国である。 そんなマレーシアのKLに住んでいた経験と、日本人として日本にいる日々を照らし合わせてみると、それぞれ下記のような、季節に類した国民性があるのではな

        いつものリズムで

          マッサージ

          マッサージが好きだ。といっても1ヶ月に1回程度の割合ではあるが、まあ、行く。毎回、特に肩甲骨周りの筋肉のハリがヤバいと言われ、重点的にほぐされる。ほぐされると、もちろんすっきりして、ああ来てよかったなと思う。 そんなマッサージだが、気持ちよさと痛さの境界線で、「傷み」が勝つパートがある。それが、「首」と「ふくらはぎ」だ。ここのマッサージを受けるときは、毎回「ああもう無理・・・早く次いって・・・」と思いながら痛みに耐えている。 最近立ち仕事が続いているので、下半身を重点的に

          三百年の味の店

          上野に「酒悦」という漬物屋がある。福神漬の元祖として有名な店で、店内に掲げてある創業当時(?)からあるような古めかしい看板にも、「福神漬」の文字が書かれている。 様々な種類の漬物の試食ができるため、いつも行く度に沢山、試食をする。一通り食べたあと、目当ての商品へ。ここで買うものはいつも決まっている、マイ・ベスト・漬物「昆布大根」だ。パッケージにも「三百年の味の店」と書かれているが、創業年から数えると370年くらい経っている。 漬物の中では甘い部類に入るが、昆布の旨味が絶妙

          三百年の味の店

          築地市場跡地の再開発にみる、ウォーターフロントの在り方について

          「魅力的な都市は、ウォーターフロント(特に、港湾や海岸部分)の使い方が上手い」というのが、過去32年間に様々な場所を訪れた実体験から得られた、一つの仮説だ。具体例として、シドニー・ニューヨーク・バルセロナ・シンガポール・香港・上海・リオなどが挙げられる。いずれも、観光都市として成功を収めている都市たちである。 これら「ウォーターフロントの使い方が上手い」都市の共通点は、「水辺側を『表』としているかどうか」にあると考える。わかりやすく言い換えると、「水辺側から街を見たときに、

          築地市場跡地の再開発にみる、ウォーターフロントの在り方について

          街の温度

          街の活気を温度で表せるとすると、昨今の築地は間違いなく、低い。 その原因は、築地市場の閉場もさる事ながら、相次ぐ再開発事業により取り壊し前の区画が増えていることの影響も大きいように思われる。 築地市場跡地の活用も含めて、将来的な可能性に期待は膨らむものの、寂しい街並みにかつての活気を想像してしまうのである。

          「交流」

          今日は保育園の親子遠足で上野動物園に行った。 「交流」を名目に、普段6つに分かれているクラス横断のチームが作られたのだが、これが非常に難しい。 まず、動物園での鑑賞スタイルというのは基本的に個別主義であること。迷子にならないよう一緒に動くことにカロリーを使いすぎて、交流どころではない。 となるとあとはお弁当の時間のみということになるが、こちらもうまくワークしなかった。我が子に食べさせるのに必死なのである。 月曜日には保育園でアンケートが配布されるというが、極力リアルを伝

          品川駅

          久しぶりに品川で飲んだ。新卒時代に良く過ごした街。 そんなら品川だが、改めてどうしようもない街だなと感じた。その構造が、だ。 まず、港南口までが遠すぎる。電車を降りて品川の街に辿り着く前に、隣駅で降りた人が乾杯し終わってるのではないかというレベル。 それではと、反対側の高輪口に目をやると、とりあえず渡るしかない横断歩道を経て、辿り着くのがwingのみ。魅力は皆無だ。 今日はサッカーが観られる店を探して1.5往復してしまった。最初から大人しく港南口にしておけばよかった。

          違和感

          今日は、築地市場の解体工事初日。 いつもトラックやターレーが出入りしていた正門に、工事関係車両が停められているのを見て、強烈な違和感に襲われた。 ただ、過ぎた時間は戻らないので、前向きな未来を夢みたい。跡地の活用。都心の一等地、ウォーターフロントという類まれな条件を活かして、東京の魅力向上に貢献する有効な開発が行われることを願ってやまない。 ウォーターフロント開発についての考えは、また別の機会に。

          築地市場移転

          2018年10月10日。豊洲新市場稼働の前日。今日が築地市場からの「引越し」の最終日にあたる。 あって当たり前だったものは、失ってはじめてその大切さに気づくと良く言われるが、この件に関して言うと、「ターレー」がそれだ。 街中を、電動モーター音を唸らせながら疾走するターレーは築地の街の風景として溶け込んでいた。 子連れで散歩していると、ちょっと怖いなと思うこともあったけれど、ここ数日まったく目にしない日々が続いており、心にどこか穴が空いたような気分。

          築地市場移転

          2018.10.9 所信表明

          32歳。娘がいる。3歳になったばかりと、もうすぐ1歳になる姉妹。 家族の幸せが自分の幸せであるが故に安定を求める現状と、将来を見据えたキャリア形成のために今ハードワークすべきことがあるのではないかという葛藤の間で揺れる日々。 ブランド人になるには?自分に多動力はあるのか?世の中を騒がせるバズワードに触れるにつれ、ドキッとさせらる。それが、自分に自信がない証拠だと実感する。自分の強みとは?この先どうなりたいのか? インプットの量が増える中で、アウトプットの機会が圧倒的に減

          2018.10.9 所信表明