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ひじき
2021年7月8日 23:32
郷土玩具といえば、さびれた土産物店でホコリをかぶっている。かつてはそんな印象しか持っていなかった。一冊の本に出会うまでは。その本との出会いは旅先で訪れた古本屋だった。表紙に印刷されたブロックプリントのような模様と、「アウトオブ民藝」の文字が目にとまった。民藝という枠から外された「アウトオブ」なものたちについて対談形式で書かれているのだが、まるで同級生同士の昔話を聞いているかのような、無邪