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恥ずかしながら作詞してみた③

海空

鼓動が揺れる そんな日に
君はいつも訪れる
悪魔みたいな 匂いと声で
脳と神経をかき乱す

視線の先はどんどん端へ
胸の苦しみは増すばかり
息をしている感覚もない
心は海か 空の中

酸素が全然足りなくなって
脳が危険を知らせてくれる
ふと気がついて振り上げた拳を
君がやさしく包み込む

余計なものはなんだっけ
満たされない空を埋めたいだけ
僕らを地に留める重力が
この世で1番不要なんだ
捨てられないかな 捨てられないな

まどろみのなか 息を吸う
空色の君は美しく
天使のような 笑い声を聞く
きっと馬鹿にしてんだろう

視界はどんどん狭く深く
でもうっすらと聞こえてくるんだ
風の音 子どもたちの声
時間を動かす世界の声が

酸素が全然足りてないから
脳は危険信号も発しない
ふと気がついて視線を落としたら
僕の足は確かに地面に着いてたんだ

愛したいものはなんだっけ
僕ら何でどうしてここにいる
誰の心で生きてきたんだ
僕らは贖罪の旅に出る
かりそめの心で十分だ

喜びの先には喜びがあって
苦しみの先には苦しみがあって
その最初の一歩に迷ったら
僕は次こそ君をころす
この手で息をとめてあげる

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