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やっぱり落語が好き

とりあえず何か書いてくださいって言われたが、何を書けばいいかわからないから、よしそれを書くんだと思った、というのが彼の有名な文章の出だしだった気がしなくもないから、僕の今のこの手はもしかしたら独創性に欠けるばかりかパクリに聞こえるかもしれないけど、それでもとりあえず書いてみることにした。落語研究会に入ろうと思ったのも「とりあえず」だったが、結果的には「あえず」より「とり」の線を行っている気がする。しかし、ある意味では僕の入会は偶然よりも必然の方かもしれない。最近あえて「とりあえず」な人生を歩もうとしているんだ。よくよく考えてみれば全部最初から完璧にこなしたい方がばかばかしい。それほど当たり前で、なおかつ忘れがちな事実はないと思う。そして僕は、落語研究会にいることで、変化の恒常性、偶然の必然性を見出そうとしているのだと思う。

食亭円珍

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