見出し画像

はじめての臨床実習

臨床実習というのは、校外(学校によっては附属鍼灸院だったり)に出て、
現場の流れを知るために行う授業です。

本日ははじめての臨床実習で、施術以外のデモンストレーションを行いました。(患者を案内、問診、仰向けに寝かす、起こす、タオルワーク等)

歯医者のアルバイトをしたことがあるので、
慣れている気持ちだったけれど…
やっぱり自分だけで診る側になる場合、
気を付けることが増えるなと思いました。(全然うまくできなかった)

今までは、歯医者がいて、最悪先生が気付いてくれることが多かったけど
そうは行かないものね。

患者の動き、一瞬。

ベッドで寝てもらう時。
患者の転倒が起こる可能性があるから、患者を見ながら行なう。
備品の用意など、他のことに気が外れていたら、もう寝ている。
特に高齢者は一瞬でも目が離せないから注意。

何かしらに意識が集中してると、色々見逃す。

例えば、患者の眼。
コミュニケーションに必要だと思ったけど、もっと俯瞰して広く見る必要がある。

例えば、言葉。
次の言葉を気にして、患者が腰を庇う動作を見逃す。

何せ一部に集中しすぎている...?

施術室に案内するとき、患者を追う格好じゃなくて向かい入れる格好にした方が、見逃し防げるかな。

実技でお世話になっている先生が言っておられたけれど、患者にこちらの緊張を感じさせないのが大事だそうだ。
施術者の緊張は患者にも伝播して、
筋緊張が起こってしまう事につながる。

なんかもうほんと、
こちらが気が抜けた状態で、かつ、ごく一瞬で
感じ取らないといけないものばかりだ。

強い方がいい、とか、動かないようにするのがいい、とか、なんとなく自分が良いと思っているものが、ことごとくソウジャナインダヨー!と実感する。

力を抜くのって本当に難しい。
これを言葉にしていかないとなと思う。