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猛暑に疲れた体に優しい絶品さつまいもスイーツ OIMO cafe 善福寺

1 真夏に冷やし焼き芋のブリュレを食べてみた

OIMOcafe 善福寺は静かな住宅街にあるかくれ家カフェである。
店内は広々したカウンター席のみで余計なものがないおしゃれな空間。
暑い時にはこの空間が目にも涼し気でほっとする。
お店の名前どおりにお芋を味わうためのカフェ。
冷たい煎茶と冷やし焼き芋のブリュレを選んでみた。

外は猛暑となっていたので、冷たい煎茶がしみわたる。
香りもよくゆったり気分。
目の前で冷やし焼き芋に、砂糖をかけてバーナーで焦がしていく。
砂糖が次第に溶けてつやつやのカラメルになるのは見ていて楽しい。

バーナーで砂糖を焦がしていく


お皿の白い筋は天日干しのお塩。これがけっこう合う!

一口いただいて、カリカリカラメルの下はただの焼き芋かしら、と思う。
スイートポテトみたいにクリームか何かと混ぜたみたいに柔らかく、濃厚だけどしつこくはない。


2 おいしさの秘密は落ち葉たい肥のふわふわの土

「これ、焼き芋なんですよね?スイートポテトみたい」
思わずお店のご主人に聞いてみる。
お芋がとてもいいのだそうだ。このお店は杉並区にあるのに、
お芋で有名な埼玉三芳町にあるお芋農家が経営する「OIMO cafe」の2号店。
このおいもは雑木林の落ち葉のたい肥を使った畑で作られている。
土はふわふわにやわらかくて、おいもが伸び伸び形よく育つのだそうだ。
繊維も少ないという。
落ち葉を使うには雑木林が必要だ。
三芳町周辺はまだ平地の雑木林が残っているとても貴重な地域で三富新田と呼ばれている。
OIMO cafe  一号店の農家は落ち葉たい肥を使う三十軒残る農家のうちの一軒だそうだ。
ご主人も週一回、通っているという。
昔、この地域のドキュメンタリー映画「武蔵野」を見たことがあって、
そこで落ち葉たい肥を作る様子が記録されていた。
落ち葉をトラクターかき回すとほかほか湯気が立つ。
発酵しているのだ。
映画ではかき回すのがとてもたいへんと言っていたと思う。
手間をかけて作られた上質な土だからこその
絶品冷やし焼き芋ブリュレだったのだ。

3 さつまいもは暑い時に体にいいらしい

猛暑ではミネラルが失われやすいらしいが、カリウムが特に失われるそうだ。
さつまいもなどのイモ類はカリウムが多い。
また、ビタミンCなど夏に採りたいビタミンも豊富なので疲れを回復してくれる。
冷たいものを食べ過ぎがちになるので胃にも優しくヘルシーなのも嬉しい。
ということで、健やかに夏を乗り切るためのスイーツとして
さつまいもはいかがでしょうか。





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