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「noteと腐女子は止まらない」の話

⚠注意⚠

今日のブログは腐女子の話がてんこ盛りなので、腐女子に理解のある方だけお読みください。


の、noteが、とても楽しい。


ブログを書くのが楽しいのは勿論、皆さんのブログがとても楽しくて困る。


「よし、今日もブログ書くぞー」


と気合い充分で臨んではみたものの、


「あ、〇〇さんが新しい記事書いとる!」


「何これ、面白そう…少しだけな?読んでみよ」


もう、だめだわ。止まらないないわ。


学べるものやシンプルに楽しいもの、考えさせられるものや涙が零れそうになるもの……多才が溢れまくっている。


さて。


私は物心ついた頃から腐女子だった訳ではなく、「炎の蜃気楼(ミラージュ)」という小説がきっかけだった。


最初は現代における戦国サイキック・アクションというジャンルで、少年漫画を読んでいるような感覚であったのだが、途中から「え、何これ??」という展開が加わった。


主人公・景虎(高耶)と直江の愛憎劇が幕を開ける。


そこからは腐女子街道をまっしぐらである。(当時BLも腐女子も単語として存在してなかった)


そして、高校2年のクラスで最高の面子がそろってしまう。


思えば皆、最初は探り合いだった。


少しずつ、距離を縮めて行く……さながら高校生の甘酸っぱい恋愛のようであった。


Kちゃんは「寒冷前線コンダクター」「終わりのないラブソング」など名作を一冊ずつ渡し


「無理だったら読まんでいいけど、はまってくれたら嬉しい」


と貸してくれた。どハマリした。


Aちゃんは三島由紀夫の「禁色」を勧めてくれて、同じ東城和実・ミラージュファンと分かり、熱い抱擁を交わしたものだ。


メインの二人に加え、周りの子達もまあまあの割合で腐女子であったし。徐々に感染者は増えて行った。計算通りだった。


現実世界も、我々の味方であった。


うちのクラスは見た目の良い男子が多く、皆仲良しで


常にキャッキャウフフしていた。


それを見て


私(今のイチャイチャみた?)


Kちゃん(みた!ヤバい!)


二人(やだもー!)


お互い顔を伏せニヤつきを、隠す。(*´ω`*)


トップアスリートも驚くアイコンタクト。


そんな楽しい蜜月も卒業という別れを迎えてしまう。


大学に入り私の環境は一変した。


(嘘……同じ趣味の人おらんのんじゃけど)


探せども探せども何も見つからない。


鞄の中も机の中も探したけれど見つからないのだ。


私は腐の人を、探すのをあきらめた。


(いーよ、どうせ読む専門じゃし、一人で楽しむよ)


と思っていたが、リア充に囲まれ過ごすうち、段々と精神は蝕まれ(?)、腐の心を忘れてしまった。


そして時は流れ……


ある日、妹と地元のショッピングモール(おっきめのスーパーみたいな)に行った時、エラい場違いなコジャレた二人の女子とすれ違い、二度見した。


「あれ、〇〇ちゃん?」  


「おー、△△!」

妹と二人は大学の同級生だった。


そんじゃ、と別れた後


私「エラいハイセンスな二人だったな」
  
 
妹「あーみえて、二人ともゴリゴリのオタクじゃからな」


私「マジか!」 
 


トゥンク……( ꈍᴗꈍ)


そして、その時の片割れであるYと友達になった。


ゴリゴリの腐女子でもあった彼女は、私の中の眠れる腐女子を叩き起こした。


蜜月は5年ほど続いた。


私は結婚し、妊娠した。


その時思った。


(やべえ、腐向けの本を処分せねば。子供は、あっという間に育つ。動き出した頃には時既に遅し。そうなる前に手を打つ。)


腐女子は卒業じゃ。


そして。


息子が生まれ5歳になり、ドラゴンボール超を見ていたその時。


その日私は思い出した。


腐女子に支配されていたトキメキを。

そして、鬼滅の刃が日本を世界を震わせた。


私も震えた。  


(鬼滅の刃、それ自体が勿論面白いんじゃけど、腐女子と掘り下げて語りたい欲が止まらん!)


私は10年ぶりにYに連絡した。


Lineも知らんかったから、キャリアメールで送った。 


「久しぶり!Yの電話であってる?」
 

「あってるよ」


「鬼滅の刃にはまってヤバいんじゃけど、今も腐女子?」
 

「腐女子だよ」


「やったー!!!!!」


10年の距離がゼロになった。


Yは結婚して子供と夫と東京にいるという。


話は盛り上がり、テンションはとどまるところを知らず、東京に遊びに行くという話になった。


去年の緊急事態宣言が出る前の話である。


私もYも我を忘れ、コロナも忘れて、前後不覚になっていた。


私の夫は全く気にしないタイプだった。


Yの夫だけが冷静で


「今はやめといたら?状況あまり良くないよ!」


私達は我に返った。


「そりゃそうだ!」


テンションだけで行動するのはやめよう、いい大人なのだから。


「頭は冷静(クール)、心は熱く(ホット)」

腐女子も……そうでありたい。






















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