「あなたは漫画を途中から買う事が出来るか」の話

あなたが本屋さんに行き、

(お、面白そう!)

と思った漫画が1巻は店頭になく、あるのは2巻以降……

という状況下で。


あなたはどんな行動をとるだろうか?

amazonで注文するだろうか?

1巻の在庫を店員さんに調べてもらい、なければ注文してもらうだろうか?

電子書籍で読むだろうか?


私は……漫画も本も手触りが欲しいゴリゴリのアナログ派である。

そして、今すぐにこの漫画を読みたい。


微動だにせず、2巻をお買い上げ。

帰宅後

(あー、こりゃ面白いな)

と、思うや否や

私のスキルが発動する。


「1巻をざっくり想像する」


そして、次は3巻を買う。 

1巻は買う時もあれば、そのままの時もある。


このスキルはいつ身についたのだったか……

とふり返った時。

小学生の時に通っていた歯医者さんを思い出した。

病院の待ち合い室に漫画が置いてあって、続き物なのに飛び飛びだったり、もしくは他の人が読んでいたり。

中学生の時の眼科もそうだった気がする。

病院にいる間に漫画を読んで、限られたお小遣いで買うのはその続きだった。

よく弟と妹に言われた。

「ねーちゃん、この漫画、途中からしかないけど」

「うん。病院で読んだから、続きを買ってるんよ」

「1巻は?買わんのん?」

「あー、途中から読んだしなあ」

「えぇー……」

遠い日の思い出だ。

そして、今日。

気になる漫画はなんと7巻。  


私は知っている。

自宅近くのこの、行きつけの本屋さんは、チェーン店ではあるものの、売り場面積がとても小さい。

それ故、結構な売れ筋の物以外は、新刊は置いていても、既刊はない場合も多い……

内容は……社内で、こっそり付き合うラブコメ的な……フムフム。絵柄も好きだ。

イケる。

お買い上げだ( ・ิω・ิ)キリッ


そして読み耽る。

やった。当たりだ……

(イラストはイメージです)

夫と結婚して、

「あれ?これの4巻までは?」

「あー、ないけど、オススメよ?想像で補って、読んでみて」

「そんな事出来んし、こんな漫画の買い方しとる人、初めて会った」

「あらー」

そんなやり取りもあった。


生きる上で全く役に立たなさそうではあるが、何やかんや私の人生を豊かにしている特殊スキルなのだ。











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