渋谷に行くのはバスが好きと君が言う 道玄坂上で降りて地下歩道で僕ら彷徨ってる 喧騒の隅っこで手を握るんだ 森へ帰ろう 闇が訪れてもそこには星と森があるから 小さな光を僕らの眼の中に見るんだよ
夜中の車の音 遠くから聞こえる トラックのエンジン ミルクボーイ 今日もがたごと 配達しているのかい 雪道の中を その細い指先で 震える寒さも 力に変えて
スーパーで買い物したら、そういえばレジ袋有料化なんだと思った。最近コロナ感染者も増えてきたしと思ってセルフレジに並んでお会計をしていたら別の有人レジに並んでいたお客さんがレジの人に怒っていた。 レジの袋はMとLの2種類あった。 その人はレジの人にサイズを「どちらになさいますか？」と聞かれて そうしたらものすごくヒステリックで大きな声で「入ればどっちでもいいです！」と言っていた。 だからどれくらい買い物してるのかなと思って見てみたら大した量じゃない。レジの人はペコペコ謝
冬の光は すっと柔らかい 枝が揺れて 葉がひらひらと踊っている 少し眩しいような気持ちになって 心は前に歩き出す
リーチ先生は悩んでいた。 どうしたもんかな、と思案に暮れながら無意識に掃除機をかける。 毎朝の仕事なのでそこに全てを集中する必要などない。 麻雀卓のオフオンスイッチをオンにしながら、移動してはひたすらに掃除機。 牌のカラカラとぶつかる軽い音が耳に心地いい。 今日は木曜日。 あの生徒さんが来る日だ。
