ショートクリーム
わが家ではお誕生日にはケーキがつくられる。家族の誕生日にそれぞれ1回ずつと、特別にもう1回。
先日ケーキをつくりながら、1年前の特別なお誕生日に起こった、ちょっとツボにはまる出来事が思い出された。
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その日も、ケーキをつくろうということになった。
お父ちゃん「何のケーキつくろっか?」
息子(当時3歳)「ショートクリーム!」
軽い衝撃⚡が走った。
短い単語で、いかにもありそうながら長い人生でいまだ出会ったことがなく、でも何となくイメージできてしまうワードがこの世に誕生した瞬間である。
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さてそんなわけで、いちごショートケーキをつくることになったが、スポンジケーキ、生クリームを前にしながら、わが家の何でもまねしたがり小僧が静かにしているはずもなく、
「○○ちゃんもまぜまぜするー(ミキサーのボタンを危うく押しそうになる)」「ミキサーはまだアブナイからお父ちゃんと一緒に持ってー💦」
「○○ちゃんも切るー」「ナイフはまだアブナイから見ててー💦」「切るー(泣く)」
「○○ちゃんもペタペタするー(といいながら生クリームに指を突っ込んでなめる、その手であちこち触る)」「あ”ー😤」
そしてようやく、あとは”決める(飾る)だけ”の土台ができあがった。
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お父ちゃん「よーし、ではさいごにいちご、飾るぞー✊」
お母ちゃん&息子「おー✊✊」
お父ちゃん「○○ちゃん、すきなところにポンしてみてー」
息子「わーい」
・・・
・・・
お父ちゃん「・・・まあ、味は変わんないしね!」
かくして、1個だけ雪をかぶったいちごが飾られた「いちごショートクリーム」ができあがったのだとさ。
おしまい
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