見出し画像

「ジョブ理論」との出会い

はじめまして。先日銀座LOFTで"KLASK(クラスク)"というボードゲームに完全にはまってしまったhiroyaです。銀座LOFTは様々なボードゲームが気軽に遊べるレイアウトになっているので、ぜひ足を運んでみて下さい。

さて、今回はnote第一弾ということで「ジョブ理論-イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム」という本を読んで感じたことについて書いてみます。なぜ、第一弾の内容が「ジョブ理論」についてなのか。それは、来年からデータサイエンティストとして社会に出るうえで、この本との出会いが私の将来に大きな影響を与えると感じたからです。

今年の7月9日、今のインターン先のCMOから紹介されたのが「ジョブ理論」です。「マーケティングについて勉強したいのですが、これまでに読んだ本の中ででおすすめの本はありますか。」という質問に対して「これを読むべき」と強くオススメされました。

タイトルに「理論」とついていることもあり少し重めの内容でしたが、偶然にも絶好の機会が訪れました。趣味でやっていたフットサルで怪我をして、7月末から3週間ほど入院することになったのです。おかげで、入院中は読書生活を過ごすことができました。(今思えば、このタイミングで怪我をして良かったと本気で思っています、笑)


それでは、ここからは本の内容に触れていきます。


本の中では、常に「どんな”ジョブ(用事、仕事)”を片づけたくて、あなたはそのプロダクトを雇用するのか?」という視点を持って現象を捉えています。

例えば、
・どうすればミルクシェイクが売れるのか
・値段の安い紙おむつがなぜ売れなかったのか

などの事例をもとにジョブ理論の説明をしています。共通しているのは、購買データの分析や顧客調査に基づいた機能的な改善(ミルクシェイクなら価格や量、紙おむつなら肌ざわりや紙の薄さ)を行っただけでは根本的な解決にはならない、ということです。

おそらく効果は出るでしょう。しかし、大切なことである「なぜある特定の商品を買うのか」という因果関係は不明瞭なままです。

では、何が大切なのか。
本の中では、大切なことの一つに『顧客のジョブの感情的および社会的側面にも注意を向けること』と書かれていました。


これを見た時私はハッとさせられました。言われてみれば当然のことなのかも知れません。しかし、社会人1年目、社内での評価や自分自身の成果のために日々業務に取り組んでしまう可能性も十分考えられます。

売上データや顧客データなどの追跡しやすいデータを分析して「売上に貢献している購入者層はこんな感じです」「A/Bテストの結果こっちのクリエイティブの方が効果が良いのでこっちを採用しましょう」といったような、一見有益なアウトプット(効率性という点では〇)を出しても「なぜ」の部分は分かりません。

データサイエンティストとして求められている責務も果たしつつ、データからでは分からない顧客の感情的・社会的側面を掴むフェーズにも積極的に携わっていこうと強く思いました。


以上が「ジョブ理論」を読んで私が感じたことです。(もちろん他にもありますが、長い文章になってしまうので)
数年後に「あの時この本に出合えて良かった」と思えるよう、これから巡りあう機会を大切にしていきます。



note第一弾、最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからも更新を重ねて読みやすい文章を目指していくので、ぜひまた読みに来てください。
                              hiroya

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?