見出し画像

adtechtokyoで得たもの_1日目

こんにちは。この前「明日また」と打とうとしたら誤変換で「芦田愛菜」が出てきて、「韻踏めるやん!」って勝手に盛り上がってしまったhiroyaです。

・・・。

さて、タイトルの通り、11/27(水),28(木)にadtechtokyo@東京国際フォーラムに参加してきました。各企業のTOPマーケターの方々が登壇するカンファレンスです。「今行かないと、後悔する。」と根拠のない感情が芽生えたそのままの勢いで申し込みました。(プログラムはこんな感じでした↓)


今回は、1日目で特に印象に残った2つのセッション内容について触れていきます。(自分の言葉に置き換えて書いている部分も多々あります。)


まず1つ目は、
「The WHO-人を理解する基礎」

・人が意思決定をする時の状態は"Auto Pilotモード"と"Pilotモード"の2つがある。前者には"Auto Select"と"Auto De-Select"があり、世の中のほとんどの広告は"Auto De-Select"されている。後者には"Receptive Moment"という受容性が高まりやすい瞬間(買い物スイッチONの状態)があり、この"Receptive Moment"を狙うことが大切である。

・「認知」よりも「想起」を狙ったマーケティング施策が重要。(ただ脳の中の引き出しに入れてもらうのではなく、その引き出しの手前に入れてもらえるようにする。)

・ノンユーザーのリサーチはやらない。嘘を言うから。競合ユーザーのリサーチはする。本当のことが聞けるから

渋谷をジャックしたアタックZEROの広告は、SNSでの"拡散"という点で効果はあったが、売上にはつながっていないのでは?というお話がありました。この商品のターゲットである若い主婦層が渋谷にいる様子を考えてみれば、「ターゲットがReceptiveな状態ではなかった」という見解には納得です。

また、認知よりも想起を狙うという視点はとても勉強になりました。(確かに、知っていても出てこなければ意味ないですよね。)私も大学周辺で晩御飯を食べるお店の候補を出す時はいつも決まって同じお店しか出てきませんが、それは「私の脳の引き出しの手前にはいつも同じものが入っているから」ということですね。(ちゃんと衣替えしましょう。)

ノンユーザーのリサーチはやらないという点も、"嘘を言う"という点には共感しつつ、嘘ではない本音の部分を引き出す方法を模索していくことが大切だと感じました。



2つ目は、「イノベーションを諦めない・・・経験者が語るSI(Sustainable Innovation)の作法」

・イノベーションが大安売りされている時代の中、本当のイノベーションとは"サステイナブルな"イノベーションである。

UX > KPI:サステイナブルなイノベーションのために必要な考え方の一つ

・UXの指標は何? → センターピン(1番大切なとろ)を決めて全員で共通認識を持つ。例えば、「幼稚園児でもわかるアプリにする」など。

・新規事業においても短期での売上を求められるが、どう対応しているの? → 短期で売上を出すのはやはり難しい。別のKPIを設定し、後から売上はついてくるというストーリーを設計することが大事。例えば、マーケットからの期待値をKPIに設定することも可能。

KPIを指標としている企業が多いイメージですか、UXを指標としているというのは新しい気づきでした。社内でUXやCXといった言葉は聞こえてくるだろうし、そこを意識したマーケティング施策も立てていると思います。
UXを指標にすることで目めざすべきところが"良い意味で"曖昧になり、そこに向かって具体的な意見が飛び交い続けることで結果としてサステイナブルなものになっていくのかなと感じました。



以上が、1日目で印象に残った 2つのセッションについてのまとめです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回のnoteは、adtechtokyo2日目に印象に残ったセッションについて書いていくので、ぜひご覧ください。

                              hiroya


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?