見出し画像

絵の具の粒状化と分離色

比重の違う絵の具同士を混ぜて塗ると、色がきれいに混ざらずに分離したようになることがあります。
私が水彩を描き始めて30年以上経つけれど、そういう色は今みたいに「分離色」なんて言わずに、ただ「グラニュレーション(粒状化)」現象だという認識を持って描いてきました。
絵の具は単一顔料で、均一に発色するように作るのが品質の良さだったのが、分離してしまう組み合わせの色で作った混合顔料の絵の具を敢えて「分離色」として販売するなんて、凄く不思議だなぁ、というのが率直な感想ですが、塩とコショウがあれば事足りるのに、塩コショウを販売するようなものかな、と勝手に納得しています。塩コショウ、便利ですもんね。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?