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靴下統一化の道のり

私は家事の大半を担っているので、どこかで楽をしたいと常にアイデアを捻り出している。その中のアイデアの一つで靴下は全部同じで良いと考えているのである。
10歳以下の子ども3人と夫婦の5人家族の我が家は、洗濯物の量も多く、裏返っている靴下を直すだけでも大変なのだが「靴下片方がな〜い」と文句まで言われるので靴下に関しては他のジャンルの洗濯物より随分と悩まされている。(ちなみに夫も脱ぎ散らかす)

靴下を両足文揃えるのが面倒、拾い集めるのが面倒な私は夫に日々のストレスの軽減と効率化などを説明した上で「靴下全部同じでよくな〜い!?」と投げかけた。
洗濯を任せっきりにしている罪悪感からか、夫はいとも簡単に承諾してくれ、すぐにUNIQLOかGUでまとめ買いした黒の靴下で対応してくれた。
(夫は靴下にすぐ穴をあけるので、穴をあけてもセット捨てしなくてもよくなり、かなり喜んでいた。)
私は無印良品で3足990円の白のケーブル編みのようにデザインされた靴下が気に入っていたのでそれをまとめ買いし、靴下の統一化に成功した。

一方、問題は子どもの方で子ども(特に幼児サイズ)の靴下は5組や3組セットでお得なパックがあったりするので、どうしてもそれを選びがちなのであるが、全て柄違いというのが非常にネックである。
(すでに使ってある物を捨てるのももったいないのでサイズアウトのタイミングまでと統一化は保留とした。)

しかも3人の子どもは何回言っても脱ぎ散らかす。今3歳の末っ子も自分で脱ぎ履き出来るので靴下も家に帰ってきたらポイポイ脱ぎ散らかすので片方が行方不明の事がしょっちゅうだ。

残りの片っぽは何処にいったのやら

ここは割高になるが一足単位の靴下で統一するかが悩ましいところである。

しばらく大人だけは靴下統一化を続けて来れたのだがまた問題が起きた。
私が愛用していた無印良品の同じデザインが廃盤になっていたのだ。
コスパでケーブル編みのデザインも気に入っていたのに、似たものさえなくなっていた。
渋々違う物を購入する事になったので私の靴下は旧と新と2種類になって靴下統一化が崩壊しつつあった。

夫の方にも問題が起きたようで彼にも買い足しのタイミングが来た時、新しく2足買ったようなのだが、黒が飽きたのか、この趣旨を忘れたのか、はたまた抑圧された反動からなのか、とんでもないデザインのものをお迎えしていた。

強要したことへの反動か?

私は人を変えさせる難しさを学び、この考えを改めるべきか随分悩んだ。

靴下統一化を貫く為には
①デザインの変わらないロングセラーの靴下をリサーチする事
②コスパ重視を諦める
③本人が気に入った物である事

コスト面とリサーチの、面倒くささから流れに身を任してみると、私はたちまち靴下の神経衰弱と行方不明の靴下の発掘などで時間を割くことになった。

靴下の統一化…
まだまだ道のりは険しそうだ。



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