「安い温泉宿」を楽しむには才能がいる
先日、ブログにこういう記事を書いた。
2023年の旅のまとめと、2024年にやってみようと思っていることを最後のほうに綴っている。そこにも書いたのだが2024年の旅のテーマとして「安くていい宿」を積極的に探していきたいと考えているのだ。
以前この記事にも書いたが、ここ数年は宿泊料金がやや高めの、いわゆる「ハイクラスの宿」に泊まる機会を意識して増やしていた。
年齢的なものもあってか「ご褒美宿」的な宿の紹介を求められることが多くなったのだが、数年前まで私は高級宿に泊まった経験が少なく、自信を持って紹介できる宿があまりなかった。さらに言えば「ハイクラスの宿」の中からいい宿を選ぶための視点もきちんと持っているとは言いがたかった。それでがんばっていい宿に泊まるようにしていたのだが、その甲斐あって「宿泊料金高めであってもお値段以上の満足度を得られるのがどんな宿か」も自分の中でだいたい考えがまとまってきた。
昨年末には「1人でかけ流し温泉付きの部屋に泊まれて食事がおいしいご褒美温泉宿10軒」という記事を公開し、多くの人に読んでもらうことができた。
この記事の「厳選10軒」から惜しくも漏れた次点の宿も、noteで公開している。
これをもって、とりあえず「高級宿強化期間」は終了しても良いかなと思えたので、2024年は原点に立ち返って「安くていい宿」を積極的に探していこうと考えている。
一人温泉旅を始めた頃は20代だったので、もちろん宿泊先は「安くていい宿」であることを最も重視していた。当時は今よりも1人で泊まれる宿は少なかったとが、2食付き1万円以下で泊まれる宿もそう珍しくはなかったと思う。
それから十数年が経ち、物価高や人手不足などで旅館の宿泊料金は高騰し、2食付き1万円以下で1人で泊まれる宿は稀少な存在になってしまった。
昨年時点で宿泊したことのある「2食付き1万円以下の温泉宿」と「2食付き1万5千円以下の温泉宿」については既に記事にまとめているが、今年はこの価格帯の宿にどんどん泊まっていきたい。
2024年も既に2ヶ月が過ぎようとしているが、今年は既に数軒の「安くていい宿候補」に宿泊した。
どの宿もはずれではなく「この値段でこんなに!?」と思えた大当たりの宿もあり、いずれブログに宿泊レポートも公開したいと思っているが、泊まってみて
「やはり、安い温泉宿への宿泊を楽しむにはある種の才能が必要なんだな」
と感じた。
「才能」と言うと、それがなければ安い宿を楽しめないのか!と思われてしまうかもしれないが「心構え」や「コツ」と言い換えてもいい。厳密に言えば「安い宿を楽しめる才能」がある人は特に何も考えなくても楽しめるが、それがない場合は楽しむために心構えやコツが必要なのだ。
特に女性の場合はある程度の心構えをしてから泊まらないと、泊まるタイミングにもよるが、がっかりしてしまうこともあると思う。
宿泊料金が安い宿に宿泊する際にはどんなことが起こりがちで、どんな心構えやコツを持っておけばハプニングが起こったとしても乗り越えられるのかを、以下にまとめておきたいと思う。
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