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GW初日は上高地の温泉宿へ!前泊して翌日の登山に備える

温泉宿と山小屋を泊まり歩いた2024年4月のひとり温泉登山 1日目

2024年のゴールデンウィークは、数年ぶりに北アルプスに登る計画を立てた。

連休とは言え残雪期の北アルプスは夏や秋ほどには混まないし、天気が良ければ快適な登山を楽しめるはずだ。ただし、天気が崩れれば高所では雪が降り吹雪になることもある季節なので、もちろん油断はできないのだが……。

私は冬の間はテント泊をしないし、昨冬はあまりきつい山を登る機会がなく、ゆる山ばかり登っていた。なのでゴールデンウィークにいきなりハードな山行を計画するわけにはいかないけれどせっかくの連休なのだから普段の土日では計画しにくい旅にしたい!
それでゴールデンウィーク前半はこういう計画になった。

4/27(土):上高地の温泉宿に1泊する
4/28(日):早朝に出発して登頂し、山頂直下の山小屋に泊まる
4/29(月):下山し、麓の温泉宿に1泊する

我ながらなんと贅沢な旅だろう。
登山の前泊か後泊で温泉宿に一泊する旅はちょくちょくやっているけれど、前も後ろも温泉宿で過ごす旅はなかなかできない。もちろん連休で料金アップする宿も多いので、普段の休日とそこまで変わらない値段で泊まれる宿を探す必要がある。ここは温泉宿好きとして工夫し甲斐がある部分だ。

ただ、そうやって計画しつつも「山中に1泊する予定の4/28の天気が壊滅的に悪かったときはどうすればいいか」ということだけは少し不安に思っていた。
天気が悪ければ吹雪になるこの時期、悪天候なら無理して登りたくはない。しかし、山小屋は悪天候を理由にキャンセルしても仕方ないけれど、前後の27日と29日の温泉宿はキャンセルしたくない。じゃあ、悪天候で登山しなかったとしたら28日はいったいどこに泊まればいいのだ?ゴールデンウィーク直前になって、上高地周辺で良い宿が取れる保証なんてないぞ……?

まあ、登山をキャンセルしなければならない天気になったら、徳澤ロッジや明神館などの山小屋にもキャンセルが出るだろうから、そのへんに泊まればいいか。

などと思いをめぐらしつつゴールデンウィークを迎えたが、温泉宿に泊まる初日だけは微妙な天気だったものの、幸いにも登山を予定している2日目・3日目は好天予報。宿の予約も交通機関の予約も無駄にならず、4月27日は午前中に家を出て、あずさで松本へ向かう。

松本からはアルピコ交通上高地線で新島々駅に向かい、新島々で上高地行きのバスに乗り換えた。上高地線も、夏の間は混んでいて座れないこともあるけれど、ゴールデンウィークとは言えこの日は悠々と座れる程度の乗車率だった。

バスが上高地に近づいてくると、大正池が鏡のように穂高連峰を映している姿が窓越しに見えた。

写真を撮りたかったが、運転席の後ろの席だったのでうまく撮れず。
上高地行きのバスの中から大正池を撮影するためには、向かって左側の席に座ったほうがいいのだな。

終点上高地バスターミナルの一つ手前の、上高地帝国ホテル前でバスを下りた。今日泊まる宿はバスターミナルよりもこちらのバス停が近い。

バス停から徒歩10分ほどで本日の宿に着いた。

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