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【 視覚支援 】 で 得たものは。

こんにちは、月子です。最近は、気温がジェットコースターですね。すぐに夏になっちゃうんだろうな。・・・あれ? 梅雨は???

戯言はさておき。まずはじめに、今回のお話について。
視覚支援こうすれば良いよ! という内容ではありません。月子が視覚支援をはじめた頃から今までの心の変化と気付きのようなもの。それと視覚支援をはじめて良かったこと、変わったこと。そこからの歩み。海月くん(ムスコ)側のことではなくて、月子(ハハ)のマインドの部分。そういうことを置いておきます。



視覚支援という言葉

発達支援方面で視覚支援というと「絵カード」とか「スケジュール」とか、そのあたりをパッと思い浮かべるのではないでしょうか? 視覚優位の特性を持つことが多い自閉症児は特に、支援の手段として選ばれることが多い気がします。SNSを見ていると低年齢から始めてる方がたくさんいるんですよね。みんなこういうのやってるんだ! そう思って、月子は海月くんが4歳半のころ初めて絵カードを作りました。

はじめは何もわからないまま、作っただけ。

傍から見たら、酷い絵カードばかり作っていたことでしょう。それでも、「私は子供のために行動している」というのが目に見える形になり、焦りや不安でいっぱいだった心を僅かに軽くしてくれました。

やってるのが当たり前???

ちなみにですが・・・今も昔も、私の周りに「絵カード」「スケジュール」をやってる方は、ほぼいないです。SNS上では当たり前のように目にしていたけれど、少数派なんだよね。そう思うと、興味を持ち取り組むだけでもう すごい! えらい! がんばってる! だよね?(笑)やってない方が普通・・・って思って、自分へのハードルを下げる私です。



初めて作った時に考えたこと

視覚支援をする際に大切なのは「使う本人にとって価値あるものなのか、だと思います。「誰のために何のためにそれが必要となるのか」を考え、その結果、意思伝達手段としてカードを選択したとしたら「個々に合わせたものであるのが重要」・・・と思っています。使う本人を主軸に、形態は様々。いくらでも変容する。例えばそれの表現が、写真なのか、絵なのか、文字なのか・・・そもそもカードではなく実物がいいのか? 半立体? 

とはいえ、当時作った時には、なーーーーーーんにも考えてなかったです。知り合いに助言をいただき、ほうほうほう!! と作っていました。当時の私は、自閉症 → 視覚優位 → 絵カード って勘違いするくらいの知識量。

でもね・・・
行動したらそこから修正していけばいいし、実際使ったからこそ抱く疑問もある。一歩踏み出したことは大きな変化だった・・・って思っています。(いつの間にか、自画自賛)その後、玄関に足形を貼って靴置場を見える化したり、物の置場を示すために実物写真をラミネートして貼ってみたり、スケジュールを始めたりと少しずつ展開しております。



視覚支援をはじめて良かったこと

それは、「本人」を主軸で考える大切さに気付けたこと。それまでは、本人のしたいことと私がさせたいことが、頭の中でゴチャゴチャだったんですよね。そして「何ならわかるのか、どんな形でならわかるのか」「何がしたい、どんなことが好きか」など、海月くんを知る上で必要なことが、視覚支援を考える中に詰まっていた気がします。

これからの関わりに役立つこと

やっていく中で、障害特性を理解するってことがすごく大切だと知りました。それまでは当たり前に私の感じ方や物の見方を基準にしていたんですよね。視覚支援を考える時も、日常の場面でも、海月くんを知る助けになる事柄。それまでの月子は、障害特性を知ろうとする意識がものすごおおおおく欠けててたんですよ。反省。

とはいえ、欠けてたと気付けたんだから問題なし!
考え方は一生ものですから。ふふふ。

そして現在・・・理解、ぜんぜんできないかも。←
頭でわかったとしても、実践でぜんぜん活きてない。←

アラフォーまで自分の物の見方を疑わずに生きてきたから、知識として入れても自分の感覚に思いっきり引っ張られるんですよ。でも、繰り返し学び、定着させようと必死。繰り返しは大事ですね・・・。多分、問題形式で出されたら分かることも、自身のすることになると途端にわからなくなるんです。俯瞰で見るのも大事・・・

個人差はあると思いますが、繰り返しに良い方法があったのでそのうち【 雑念 】ででもお話ししますね〜。

海月くんがいずれスケジュールを自分で組み立てて使えるまで持っていけるといいよなあ・・・と思っていて。自分の生活を自分で選択するってことは、自分の幸せを自分の足で歩む行為な気がするんだよね。




・・・と、まぁ、今の私が思っていること。もしかすると、この先変わるかもしれません。毎日トライアンドエラーの繰り返し中。他者を理解するなんて、多分永遠にできないのかもなぁ・・・って思うけれど、でも確実に、ごく稀に、息子の視点を理解できる瞬間があって。それはこの上なく嬉しい瞬間。知ろうとしなければ、そんな瞬間は永遠にやってこない。

どの方向へ進んだら良いのか迷いながら、海月くんと相談しつつ進むしかない。進む先に何があるのかな~。今は、不安より楽しみが勝っている。

視覚支援については他にも書きたいことがあるので、またいつか更新したいです。超簡単・初心者向けの絵カードの作り方とか(ちゃんとした考え方や作り方載ってるサイトはあるので、まずは気軽に始めてみよう!って内容)書きたいかも。あとは視覚支援ツールも何か作りたいなぁ。自分の欲しいものを作りたい(笑)何か欲しいツールの要望ありますか?

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