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アクリル画を始めました

ずーっと前に、友人にもらった板タブ。すべてはそこから始まりました。
最初は、ヌードデッサン集をひたすら模写しました。
でも、ちょっとモデルさんとかポーズが気に入らず…次はファッション誌を買いました。モデルさんを模写しまくったり、大好きなミュシャの絵を模写したり。尊敬する遠田志帆先生の絵をこっそり模写して練習したり。

それから十数年。あのときの絵は酷かった、と思えるくらいには成長できました(黒歴史ですね)。

でも、ずーっと思ってたんです。デジタルって、何枚でも刷れるし、誰でもDLできたり、スクショ撮ったり、複製可能だなって。
そして、私は透明水彩絵の具に手を出しました。アクリル絵の具のほうが敷居が高いような気がして。見事に挫折しました。なんだか私が使うと、きれいな水彩境界とか、にじみとかが出せなくて、透明水彩のよさを引き出せなかったんです。あっという間に飽きて、またデジタルに戻り、悶々として過ごしていました。

そして、突然思いついたんです。デジタルで、ベトベト塗ってやろうって。厚塗りでもなく、とにかく、ベトベト塗りです。コピーペースト一切なしで、風景を描いたり、花畑を描いたりしました。楽しいことったらなかったんです。

私は思い切って、いろいろ調べてから、まだ完全にはわからないまま、世界堂へ行きました。初心者用のリキテックスのアクリル絵の具セット、ジェッソ、キャンバス、筆セット、紙パレットを買い求め、浮足立って家路につきました。
家に、自分専用のアクリル画を描くためのスペースを作り、卓上イーゼルを買い、椅子はPCと兼用にしました。
わくわく感がすごかったです。

そして、初めて、キャンバスにジェッソを塗り、紙やすりでツルツルにして、妖精さんを描いてみました。なぜかというと、デジタルのときに、よく女の子ばかり描いていたので、描きなれているものから描こうと思ったからです。

私の初めての作品がこれです。


妖精さん

小さなキャンバスに描きました。まだ、作家として活動しようなんて思ってもみてなかった頃です。
今見ると、すごく雑で、拙いですが、とってもとっても楽しかったです。
なんだこれは!?楽しいぞ!好きなように描いてやれ!!
という気持ちが沸き上がってきて、今まで、ここはこうあるべき。ここはこうでなくてはならない。という私の中の決まり事が、なんだかすっきりして、窮屈じゃなくなりました。というよりも、好きなように描くことが、こんなにも楽しいなんて、わからなかったんです。おかしいですよね。

しかも世界に一枚だけ!
これは、貴重じゃないですか?

いまは、もう何枚も描いていて、お嫁に行った絵もありますが、それは追々載せていきます。

よろしくお願いします。

つきしろソーダ

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