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何でも「イベント」とか「ワークショップ」にしてしまえばいいと学んだコーヒー屋は、ついに犬の散歩までイベントにしてしまう。

ツキシマでーす。
note を始めて1年です、ってお知らせが来ておりました!

最近イベントが多くて書くのをサボってましたが、せっかくなので団地で行われていたイベントについての学びを書きますね。

ほぼ1歳のワンちゃん。


前置き:夏に向けてコーヒー屋でイベントをしたいっていう人が増えてきましたが、これは「イベントらしいイベント」です。

ちょっと前に物件の勉強会イベントをしたんですけど、店中にあるブロックを並び替えると問題なく教室使いできることが分かりました。

教室スタイル。

そうすると、他にも場所を使いたいって人が何人か出てきたので、問題なさそうな内容ならやってもらいましょう!今後の予定はこんな感じ。

ツキシマ刺繍クラブ(まかせなチャイの人
Pub Tsukishima(with つんこさん

普段と違う感じの営業スタイルで営業するので、「ザ・イベント!」っていう感じのイベントですね。


ここから本題:この団地には面倒な作業や工事すらイベント化してしまう職人さんがいる。

例えば雨が降ると、団地の花壇あたりに大きな水たまりができて通行不能になるんですが、これだけだとただの不満とか苦情ですよね。

ベチャベチャの犬。

その苦情を受けて補修しますっていうんじゃなくて、この団地では「飛び石ワークショップを開催します!」という感じで職人さん達がイベント化してしまいます。

飛び石ワークショップのチラシも作りました。(何をするか知らなかったので、写真は適当です)


しかもそこそこに人が集まって、シンプルに補修を頑張ったり、運動の一環として力仕事を楽しんだり、この作業風景を撮影したりと、各々が楽しそうに参加しています。

こんな感じで作業していました。

イベントって名乗るだけでなくちゃんとイベントとして成立しているんですが、おそらく「上手な工夫」があるから成立しているという気がします。


上手な工夫①:遠くから人が来るタイミングでイベントを実施すると、そこそこの人手を確保できるっぽい。

イベントします!って言っても、誰も集まらないと単なる雑用に戻っちゃいますので、必ず何人かは確保しないといけません。

イベントかい?

この団地は結構頻繁に見学の人がくるんですけど、どうやらそのタイミングでイベントをして、見学だけじゃなく手伝ってもらってることが多い気がします。「見学ついでに作業していきませんか?」って言われて「嫌です!」とも言いにくいはずなのでいい手法ですね。

飛び石ワークショップの時は、取材に来ていた熊本県立大学の都市計画研究室の人たちが手伝ってくれておりました。


上手な工夫②:イベントの実施報告が多方面にアウトプットされて、取り組みの過程と結果が残るようになっている。

団地の Facebook だったり、紙で発行される「コーポ江戸屋敷だより」にイベント報告がされたりします。

コーポ江戸屋敷だより

コーヒー屋の YouTube に出たいっていう子供も一定数いるので、私もできるだけ作業風景はいつも撮ってアップしてるんですが、別の参加者や遠くから来てくれた人も各々のインスタ等で報告したりしてくれています。一石二鳥ですね!

Bebop Graphics さんの1分動画でもアウトプット。

過程と結果がキチンと多方面に発信されることでモチベーションや作業の価値が上がったりもするので、アウトプットは重要ですね。


まとめ:些細な出来事でもイベント化してしまえば楽しくなるかもしれない。

過去には他にも、「壁のペンキ塗りイベント」「壁紙剥がしワークショップ」「床貼りワークショップ」「種まきワークショップ」「ベンチ作成イベント」なんかもあったみたいです。

この地域のいいところの一つは、「草むしりします!強制参加!」みたいなのが一切なくて、イベントを楽しめる有志を募って楽しく作業したりするところなんじゃないかなと思っております。


・・・ということで、タイトルの犬の散歩イベントの話。

コーヒー屋も団地イベントを見習って、とりあえず第一弾として近所の犬が散歩に来る時間をイベント化して、犬集めをしてみました。

夜のお店風の出勤予定チラシ。

犬を集めようとしたのに、第一回はうっかり数人の犬好きのご近所さん(人)だけが来てしまいました。難しいですね・・・


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