くりぃむしちゅー上田晋也の例えツッコミ3選

数々のテレビ番組に出演し、現在も多くの冠番組を持つくりぃむしちゅー上田晋也。
番組を掌握し、自分でフッて自分でオトす言葉巧みな司会術を武器にテレビ界に君臨し「メディア王」と揶揄される彼の代名詞が「例えツッコミ」です。
「なんでだよ!」などわかりやすい受け答えのツッコミでも良いのに、特に例えたことによってわかりやすくなったわけでもない時も往々にしてありながらも、かまうことなく差し込んでいく。そんな貪欲にウケをいただこうとする姿勢に共感し、出てくる数々の例えツッコミを「ブッコミ」と呼び、愛し、メモするファンが多くいます。
そんな「ボケとブッコミ」のコンビ、くりぃむしちゅーファンである月嶋が、特に好きな例えツッコミを3つ、今回はご紹介したいと思います。
 
○竜王戦か!
会話の後の相手の長い沈黙に対する、将棋の長考に例えたツッコミ。
私が初めてこの例えツッコミを見たのは中京テレビ「太田上田」で、爆笑問題太田さんのボケの後と長い沈黙に対して出た例えツッコミでした。
沈黙が続く状況を例えたツッコミでいうと、「スティーブンセガールか」という有名なツッコミがありますが、沈黙する相手を泳がせた後、ここぞというタイミングで短センテンスをブッコむ鋭さと勢いは、こちらの例えツッコミに軍配が上がります。
太田上田だけではなく、他の番組などでもよく使用される、汎用性の高い例えツッコミです。
 
○ベーコンレタスエッグつくねライスバーガーか!
複雑でややこしい物事を例えたツッコミ。
長い文書を例えた「京都議定書か!」や、「レベル200のテトリスくらい速いよ」など、前段がなくても例えツッコミだけでなんとなく意味が分かるものと比べ、これだけではどういう時に言われたものなのか分かりづらい。試合に負けて勝負に勝ったことを例えた「キングコングバンディと猪木のボディスラムマッチみたいになってっけどよお」ぐらい訳の分からないツッコミですが、言葉の響きやリズムが良く、声に出して言いたいツッコミです。
もし、月嶋がカフェを経営するときはメニューにしたい。
 
○2月のつくしんぼうばりに出ねえからな
自分がどうしても出たくない時に使われた例えツッコミ。
くりぃむしちゅーANNでイベントを行ったとき、上田晋也ファン王決定戦という、自分の言った例えツッコミを早押しで答えるリスナー参加型の企画に、(本人なのに)出ることを強要された上田晋也の「絶対に出たくない!」という強い意思を表したツッコミで、乱暴な言い方でありながらまだ出てこないつくしに例えた季節感と、”つくし”ではなく”つくしんぼう”という言い回しのコントラストが心に残る名例えツッコミであると思います。
前述二つよりネームバリューは落ちますが(多分一度しか聞いたことがないので、使い回していないと思う)、言葉のチョイスが好きな作品です。

 
ちなみに、その昔(2007年頃)くりぃむしちゅーのラジオ(オールナイトニッポン)で上田晋也が、一番好きな例えツッコミを「幼稚園児が里見浩太朗に会った時ぐらいピンと来ないよ」と答えていたのですが、今(2023年)はなんの例えツッコミが好きなんでしょうか。靴の中に入った小石ぐらい気になります。


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