たとえ話
四季への所感として人間に例えたら、たぶん春が一番変なやつだと思う。クラスではしおらしくノートとかとって授業受けてるくせに喋ってみたらすげー変なやつじゃんみたいな、真面目だけど出発時点がずれてるからとぼけてるみたいな人。
夏はたぶんクラスの人気者、ロマンチスト、 惚れっぽくて振られるたびに飲み会が開催される。
秋はアンニュイで美人、おしゃれ、ミステリアスなムードだけど実はバランサーなタイプ。
冬は真面目で堅実に生きてるのに、現実に起きる出来事が波瀾万丈で人生が一番ドラマチック (夏はドラマチックなムードだけど客観的に見たら順風満帆)。
昔はどんなにつまんない本も最後まで念のため(おもしろくなる可能性を信じて)耐え忍んで読んでたけど、もうそんなことできない。50ページくらいで耐え忍べなくなる。なんかもう、刺激やおもしろさの即効性がないとなにかを摂取できなくなってる感じがしてこわい。内田百閒の本がどうしても読めなかった。わたしがガキなのかもしれない。随筆は、ちょっと臆病な性格だけど好奇心とユーモアがある感じで、穂村弘に似た性格を感じた。でも50ページくらいでやめた。ごめんなさい。たぶんまだわたしが読むべきタイミングではなかったのかもしれない。もっと歳をとって、濃い味も薄い味もすきになって、どこかの何かのタイミングでぴったりハマるときが来たら、また読みたい。
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