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ジュエリーをオーダーした話

同い年の友だちと会うと「記念のジュエリー、何か買った?(または買う?)」という話で盛り上がる。そう、わたしたちは今年度30歳を迎えるのだ!
30歳、個人的に20歳に比べてリアルな大人の階段なような気がする。20歳って、学生だったのもありなんとなく新学期の進級のような雰囲気があった。「ここからハタチで〜す」という簡易的なステップをみんなでせーのでこなすような。父が着物の写真をたくさん撮ってくれたりして感動したが、自分自身の実感は薄め。
それに比べると30歳は、自分ひとりで迎えるもっと個人的でひっそりした儀式。ついに30歳!ともう30歳!が同じ量で手のひらに乗っている。

そしてわたしは、そんな30際の記念、もちろんジュエリーを購入!
ただ、ブランドのものを買ったわけではなくジュエリーリフォームをお願いした。わたしにとってジュエリーはつながりや自分の人生の美しい部分や覚えておきたいものをぎゅっとかためて集めた💎きらきら💎なので、意味がとっても大切。
30歳の節目、というより成人式からの10年間は、学校を卒業して、仕事をして、家を出て、親をなくして、夫と家族になった。わたしにとっては自分の家族について見つめること、家族とはなんなのか考えること、自分の家族をつくること、夫の先にいる人とも家族になること、についてたくさん感情が動かされた10年だったなと思う。

もちろん新卒から仕事をし出して、転職や学び直しなどで自分がしっくりくる仕事を探すためにウロウロした10年でもあった。
けどこの10年で、相手や相手の家族、自分の親が歩んできた人生について考えて、思いを馳せて、辿るように考えることができるようになったし、わたしの人生の優先順位が大きく変わってしまった。

そんな意味も込めて、今回は夫の祖父母の使っていた貴金属をリングにリフォームすることにした。出来上がった指輪を見ると、わたしがこのお家の家系図の今なんだなあとしみじみ思う。
実際のデザインは有名ブランドのものをいくつか拝借したので褒められるリフォームではないかも……なのだけど、続きで写真を載せようと思います🫶
リフォームしたところも一緒に載せるので、興味があればぜひみてね✍️

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