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帰国子女が日本に戻ってきて戸惑ったこと

1個前の記事にあるように私は帰国子女だ。
親の仕事の関係で小2~小6の4年半、オーストラリアのメルボルンで暮らしていた。


私の人生の転機、良かったら前の記事も見て頂きたいです。


日本に帰ってきてすぐは戸惑ったことが沢山ある。
和式トイレの仕方も分からないし、自転車にも乗れなくなっていた。

1番困ったのは給食だ。給食係と給食当番が決まっていて、みんな流れ作業で平然と配膳していく。私は給食システムの理解ができなくて1人オドオドしていた。オーストラリアには給食がなかったので、みんなのスムーズさに単純に凄いと思った。

授業や掃除の時間とかでも係制度があったり、みんなで分配して仕事をするのが印象的だった。みんなの協調性や他人本意の考え方が伺えて日本の素敵な所だと思った。



日本に帰ってきて感じた文化や生活の違いは沢山あるが、オーストラリアと日本の1番違う所は人口密度かもしれない。

日本に来てまだ間もない時、道を歩いていると家ひとつ分の大きさにも満たない公園があってとても驚いたのを覚えている。ただベンチがあるだけなのに「公園」という名前がついていた。

公園とか遊具とかはオーストラリアに行く前より確実に減っていたし、向こうの公園が大きすぎただけかもしれないが、なんだか小さくなった気がする。

あとオーストラリアにはアパートやマンションがほとんどないので、日本の高層マンションや高層ビルの多さにはびっくりした。地方出身の子が初めて東京に来たみたいに上をずっと眺めていた。



私はオーストラリアでの出来事の記憶が強すぎて、その前の日本のことをほとんど覚えていなかった。

前住んでいた同じマンションにたまたま戻ってきたのだが、友達も数人しか覚えていなかったし、転勤族の多いマンションだったから私がいない間に引越しちゃった友達も多かった。

でも小学校や幼稚園が同じだった子が私のことを覚えていてくれて、声をかけてくれることが何回かあった!すごく嬉しかったのでよく覚えている。


そんな子たちのおかげもあって日本の生活にはすぐに馴染めました。優しい世界です。

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