見出し画像



最近エレカシの[扉]という
アルバムばかり聴いている。

2004年3月31日(水)に発売された
通算14枚目のアルバムで東芝EMI時代の作品。

ジャケットは宮本自身が敬愛する
ドアーズのジム・モリソンのようだ。



当時。
[同年代の"男"に向けて作った]と
宮本が語っていたように地味ながらも
中年に差し掛かった人間には堪らない
楽曲ばかり収録されている。


このアルバムが発売される2ヶ月前の
2004年1月13日(火)新宿コマ劇場で
エレカシのLIVEを見た。

新春でコマ劇場。
これほどエレカシに相応しい場所は無い。

お腹に6ヶ月の子供を身籠っていた
カミさんと見に行った。

前年の2003年7月16日(水)に発売された
[俺の道]からの楽曲が演奏されると思ってたら
とんでもないセットリストだった。


01. うつらうつら
02. 優しい川
03. 太陽ギラギラ
04. サラリサラサラリ
05. おれのともだち
06. 通りを越え行く
07. 曙光
08. 無事なる男
09. 浮雲男
10. 金でもないかと
11. ゲンカクGet Up Baby
12. 花男
13. やさしさ
En.1
14. 恋人よ
15. 精神暗黒街
16. 待つ男
En.2
17. イージー
18. パワー・イン・ザ・ワールド
19. 傷だらけの夜明け
20. 化ケモノ青年


本編は全て
EPIC時代の重い想い楽曲群。

2回目のアンコールに至っては
4曲とも全て観客の誰1人知らない
発売前の未発表曲。

[今宵の月のように]も[悲しみの果て]も
[ガストロンジャー]も無いセトリ。

初期と当時の最新曲だけで
中期の楽曲が全て綺麗に抜けている。

エレカシ初体験で[俺の道]を聴き込んで
予習してたカミさんには悪いが
デビュー当時から聴いてる者には
痛快極まりないセットリストだった。


ベランダに飛んでくる
雀の可愛さに目を向け
今日は何処に行こうかと
穏やかな春の日を歌う楽曲なのに

求めていたリズムと違ったのか
冒頭からトミのドラムに蹴りを入れ
更にドラムに突っ込み
セットを破壊する宮本。

観客全員の頭上に[?]マークが浮かぶ。

更に宮本の暴走は止まらない。

石くんにギターのボリュームを上げろ
と指示するもハウると[うるさい!]と怒り
今度は石くんのギターに蹴り1発。

これまた観客全員が
何でそんな事すんの?( ´Д`゚)
みたいな感じだった。


[曙光]では重厚なリズムで
6ヶ月の子供が切迫早産で
このまま産まれて来るんじゃないかと
本気で焦った。


アルバム[扉]を聴くと
あの日のコマ劇場の情景が
今でも思い浮かぶ。










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?