見出し画像

『愚者の抱擁のあとに』3:プロット100本できるかな。

 アプリのタロット占いで6枚引いて、物語のプロットを作るレッスンやってみた記録。

◆引いたカード◆
1主人公の現在:女帝(正)繁栄、豊かさ、収穫
2主人公の近い未来:魔術師(逆)方向転換の時期、経験不足
3主人公の過去:魔術師(正)独創性、技術力、転機
4援助者:隠者(逆)不審、人付き合いが苦手
5敵対者:塔(逆)九死に一生を得る
6結末:吊るされた男(正)自己犠牲愛

『愚者の抱擁のあとに』(ファンタジー)3/100

 昨年の成人の儀式に失敗したニム。今年は一年間の修行の成果を存分に見せつけ、名誉ある称号の獲得も夢ではない位置にいた。
 だが儀式の試練の途上で出会った隠者につきまとわれ、遅れを取ることになる。三度目の挑戦はない。今年成功しなければいけないニムは、この隠者こそ課せられた試練ではないかと疑い、その願いを次々にかなえていく。
 しかし隠者の最後の願いは、死を覚悟してもなお達成できるかどうかあやしい代物。死んでは元も子もない。一度は隠者を見捨てたニムだが、隠者が儀式の試練とは無関係に、ただ救いを求めてすがってきたにすぎないと知らされると、踵を返し、その願いをかなえるため死の淵に飛び込む。
 遠ざかる意識のなか、星々の輝きにつつまれるニム。やがて意識をとりもどしたニムは、儀式に成功したことを悟る。(了)

 隠者とニムはリバ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?