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『アンティーク・ブーツは眠れない』31:プロット100本できるかな。

 タロットカード6枚引いて小説のプロット100本作る創作訓練やってみた記録です。



◆引いたカード◆
1主人公の現在:星(正)希望、順調
2主人公の近い未来:世界(逆)頓挫、挫折
3主人公の過去:吊るされた男(正)自己犠牲愛
4援助者:悪魔(逆)更生、目が覚める
5敵対者:戦車(逆)報われない勝利、独占欲
6結末:愚者(正)旅立ち、自由人

『アンティーク・ブーツは眠れない』31/100

 組織のため、存在しない人間として仕事をしていたシロタ(吊るされた男・正)、退職が決まり、新しい身分とIDを受け取り、余生を希望をもって過ごすはずだった(星・正)。
 過去に賭けをして勝ったが騙されて受け取るべきものを受け取っていないと怒鳴り込んできたマッツ(戦車・逆)、説教されたことがきっかけで更生し罪を償ってきたから一緒に暮らそうと押しかけ女房をしてくるワタル(悪魔・逆)。どちらもシロタが受け取ったIDの、本来の持ち主と関係があるらしく、退職後の平和な生活はたちまち遠のいた(世界・逆)。
 人違いともいえず穏便に追い払おうとするが、二人の目的がシロタのIDチップに隠された情報だと分かり、組織とは関係を絶ちたいシロタはどちらにでも情報を渡してしまおうと考えるが、マッツに命を狙われ、ワタルの助けでからくも逃れる。隠された情報は、生体に埋め込むことのみでリロード可能だが、情報量ゆえか内容ゆえか、埋め込まれた生体が正常な精神を保てなくなるという危険物で、ワタルは組織から派遣された監視だった。
 マッツを倒した後、シロタは旅に出るが、ワタルがついてくることを許した(愚者・正)。 (了)


ワンコ攻めオジ受け。

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