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『半月の下に生まれた王子』45:プロット100本できるかな。

 タロットカード6枚引いて小説のプロット100本作る創作訓練やってみた記録です。



◆引いたカード◆
1主人公の現在:恋人(逆)嫉妬、裏切り
2主人公の近い未来:力(正)力、勇気
3主人公の過去:運命の輪(逆)誤算、不運
4援助者:女教皇(正)知識、聡明
5敵対者:審判(逆)再起不能、後悔
6結末:太陽(正)輝く未来、満足


『半月の下に生まれた王子』45/100

 運の悪い弟王様……ミハジは幼少の頃から兄王と遜色のない能力がみとめられるにもかかわらず、ここぞというとき不運のために遅れをとることから、民からはそう囁かれている。兄王の死も、その息子たちに正式に王位継承権第一位と第二位が与えられ、ミハジは第三位となってすぐのこと。しかもミハジが暗殺したのではと疑われる(運命の輪・逆)。
 兄王の妻の、先妻の子まで暗殺しようという謀略に気づくが証明する手立てがない(恋人・逆)。ミハジが暗殺したという証拠もないため処罰はされないが、疑いを晴らすため、兄王の息子タカの教育係となることを申し出る(女教皇・正)。兄王の妻はこれを認める条件として、タカの身に何かあれば、ミハジの関与が証明されなくとも死罪だという。
 タカの教育係としてともに過ごし、暗殺の手から守るため奮闘するミハジ。タカはミハジを父の仇と疑っているし、これまでの己の不運を思いだしては挫けそうになる(審判・逆)。しかしミハジの不運がかえって暗殺者の矛先をタカから自分に振り替えてしまうようで、何度もタカを身を挺してかばうはめになった。
 しだいにタカはミハジに心を開きはじめ、ついに兄王の妻の謀略をあばき、二人で国をおさめていく(太陽・正)。 (了)


 タカがまだショタなので、ミハジは受け。←
 書いたとき、セレンディッポの三王子が頭にあったような。なんでこんな話になったんだか。

 タイトルの座りが悪いなあ、毎度タイトルと名前にひいひい苦しんでました。あくまでプロットの練習なんだから、とテキトーにつけたくなるけど、名前やタイトルに引っ張られたりするしねえ。
 BLだと現代物に流れる傾向があるのでBLでファンタジー縛りにしてみた、とは当時。でもなんとなく、現代物からファンタジーに流れていくのがよくあるBLのような気も、最近はしています。

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