【店主の独り言】「周囲から浮くこと」を怖いと思っていませんか?
ほんの少し昔の話をしましょうか。
私がまだ、境界の魔女ではなかったころの話です。
その頃の私は今よりずっと臆病で、何より「周囲から浮くこと」を怖がっていました。
周囲から浮くこと、変な目立ち方をすることは自分の立場を危うくする何よりも怖いものだと信じていたんです。
だから、周囲と話を合わせるためだけに、好きでもないお笑いやバラエティー番組を見たりしていましたし、服装や髪型、メイクなども周囲に溶け込むように練習したしていました。
本当は大好きな小説や漫画などの本の話は徹底して避けるようにしていました。
そうやって「周囲から浮かないこと」が自分を守ることだと信じていたんです。
徹底してやると周囲から浮くことはなく、不利益を被ることはありませんでした。
でも、好きでもないことにたくさんの時間を使い、好きなことにはほとんど触れることのない生活をして、普通の顔の仮面を張り付けた私で生きることは、とても苦しかったです。
今のあなたがそんな過去の私のような生活を送っていないとよいのですが。
え?今の私ですか?
そうですね、今の私も表の世界では「境界の魔女」ですとも言いませんし、異世界や魔法が好きですと言ったことをわざわざ言って回ることはありません。
でも、そうしたものが好きであることがバレること、周囲から浮くということが、それほど怖いことではなくなりました。
その秘密、知りたくはないですか?
ああ、でも、教えるには、もう少しあなたと仲良くならなくては。
だって、その秘密は私にとって、とても大切なものなのですから
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